エクアドル駐在スタッフのワダアヤからの便りです。
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インタグコーヒーの故郷、エクアドルの北部コタカチ郡にあるインタグ地方。
私にとって久しぶりのインタグは、久しぶりの雨の恵を受けていました。
雨と霧が山々を覆い、森はたっぷり潤っていました。
森はそこにあるだけでいい。バランスがとれていて、完璧。
森は一見、なんでも生え放題のように見えます。でも、実は
そこには人間の浅知恵なんて及ばない、多様で豊かないのちと
助け合いのコミュニティーがあります。
…そんなことを、雨の森を歩きながら、思いました。
加島祥造氏 「タオ−老子」より
「タオの働きは、
何もしないようにみえる。
しかしそれはものを
つね千変万化させてゆくのであり、
この千変万化する働きで
ことはいつしか調整される。だから
なまじ人間は
手を出さなくったっていいのだ。」
のタオを森に置き換えても真理かなと思いました。
(エクアドル駐在スタッフ:和田彩子)