★2005年6月9日~?6月20日アグロフォレストリーツアー2005 開催★
『森のカフェへようこそ!-アグロフォレストリーの森が育むいのちと文化-
メキシコの持続可能な地域づくりと森を守るコーヒー栽培』
世界で最初に有機コーヒーを栽培した国と言われるメキシコ。 この国では、20部族にも及ぶ先住民族たちが、昔から、森の中で「アグロ フォレストリー(森林農法)」によって、コーヒーを育ててきました。
「アグロフォレストリー」とは、森を残したまま、コーヒーと一緒に さまざまな果樹や作物を植える栽培方法のことです。この方法は、 コーヒーが分散していて作業も収穫も手間がかかりますが、土壌を豊か にし、農薬や化学肥料を使用せずに作物を栽培することができます。 また、多品目栽培なので、コーヒーが不作の場合でも他の作物で 生活していける可能性が高く、比較的安定した経営を行うことができる のです。場所によってはアグロフォレストリーシステムをとっている ところの方が、一般的な森林よりも生物多様性が豊かな場合もあります。 アグロフォレストリーは、森を守るという点で、地球温暖化防止の面から も非常に注目されている優れた農法なのです。
アグロフォレストリーのコーヒー園
今回、メキシコから、アグロフォレストリーの専門家パトリシア・モグエル さんと、有機コーヒー生産者グループ「トセパン」のメンバー、アルバロ・ アギラルさんをお招きし、お話をうかがいます。
トセパンの人たちは、熱帯雲霧林という生物多様性豊かな森で、アグロフォレ ストリーによってコーヒーを栽培してきました。その暮らしの中で、彼らは 自分たちの文化や伝統を守り伝えてきたのです。トセパンの人たちにとって、 アグロフォレストリーは単なる栽培方法ではなく、生き方そのものであると 言えます。
お二人には今回、アグロフォレストリーの重要性、森と共に生きること、 美味しいコーヒーの秘密、そして、日本に暮らす私たちとコーヒーの森との つながりなど、たくさんの素敵なお話をしていただきます。
お近くの会場で、皆さまをお待ちしています。