スロービジネススクールのMLに重要なメッセージが届きました。
> 皆さん、各地でそれぞれの動きですね。
> 宮城県南部や、仙台でもいろいろありますが、取り急ぎ、
> 福島の子どもたちを守る活動に、連れ合いが奔走しています。
↓
福島県でお子さんをお持ちの方々へ:避難という決断とその支援について
(抜粋)
福島県でお子さんをお持ちの方々へ、教育関係者へ、
また、上記に該当する友人をご存知の方は転送して知らせてください。
(宮城県南部・茨城県北部もあてはまるかもしれません)
お子さんを保育園や小中学校に子どもを行かせていいのか、不安に思われていることと思います。
私は、福島県の生まれ育ち、宮城県在住で、7歳の子どもがいます。
最初に書いておきますが、私自身、その子どもを関西へ避難させています。3月中は私がいっしょに、4月からは里親さんに預けるかたちで関西で小学校にも通わせています。とけ込めるか心配もありましたが、楽しくやっている様子で、ホッとしていますが、たまたまそうなっただけで、被曝を避けるためなら、一ヶ月や二ヶ月、学校に通わなくてもいいだろうという気持ちでいました。
文科省が学校活動に関する放射線量の基準を示しましたが、みなさんがどこかで気づかれているとおり、これは子どもの健康を守るための数字ではなく、避難させないための数字です。避難にともなう費用や賠償を避けるという、国の都合を優先させました。
文科省は、子どもを守ってはくれません。もちろんそのことについて、文科省を追及する必要はありますが、そのあいだも被曝は進んでいきます。指示を待つのではなく、自主避難することを勧めます。
避難がとても難しい決断であることは、私も重々承知しています。どこへ行くのか、いつまで離れるのか、費用はいくらかかるのか、自分の子どもだけが先に避難していいのか、家族が離れるのではないか、などなど。
しかし、福島県が測定している各学校の放射線量は、通常の安全基準をはるかに越えています。
放射線を扱う研究所などで、管理区域として従事者以外立ち入り禁止とされるのは、年換算で5.2ミリシーベルト、時間当たり0.6マイクロシーベルトです。この放射線管理区域には、専門の知識を持った大人でも必要最小限の時間しか入ってはならず、18歳未満は完全に立ち入り禁止なのです。
文科省は、そうした一般的な基準を無視して、時間3.8マイクロシーベルト(年換算33ミリシーベルトになりますが、屋内活動の分として6割に見積もって年20ミリシーベルト)を基準として示してきました。これは小さな子どもに対して許される許容量ではありません。放射線管理区域をはるかに越えて、大人でさえも十分に危険な水準であり、これは通常の原発労働者の被曝上限と同じなのです。実際この程度で白血病を発症し、厚労省から労災認定を受けている人もいるのです。
その他、内部被曝のことが考慮されていないことなど、さまざまな問題もありますが、ここでは長くは書きません。
大丈夫か、長く留まったら将来影響が出るかどうかと心配しながらそこにとどまるよりも、まずはいったん外に出て、安心して戻れるようになったら戻ればいい、そういうふうに考えて、ひとまずお子さんを外に連れ出すことをお勧めします。
県外に頼れる親族がいない、身を寄せる場がない、という方には、自主避難でも受け入れられる家屋提供が実はたくさんあるので、その情報を下に記します。避難指示対象地域とは関係なく、不安から自主避難をした人たちも受け入れ可能な場所を提供するNGOや市民のネットワークはいくつかあるのです。
私自身、3月中旬に自分が関西に避難した後は、友人らと協力して、自主避難者たちの受け入れ態勢を30家族分ぐらい用意しました。実際には、やはり親族を頼りに出てくる人たちが多かったのですが、それでも10家族ぐらいは私たちのネットワークで当面の避難住居に入りました。もちろん、家賃がかからない無料の家や部屋です。
私自身、この4月の新学期はじめに、子どもを戻すかどうか悩みましたが、4月はじめには大きな余震があったり、女川でも原発危機があったりして、まだ戻す時期ではないと判断しました。関西で親元から離しておくことには不安もありましたが、しかし被曝の心配から解放されている場所に置いておけることに、深く安堵しました。
いろいろな手段や窓口があります。下にいくつかのサイトを紹介します。私が関わっているわけではありませんが、こういう受け入れ活動が広がっているのを見つけましたので、情報提供まで。
条件が合いそうなところがあったら、まずは相談をしてみる、ということでもいいと思います。
私も関西方面に子どもと3月いっぱいいましたが、外のみなさんは、「何か自分にできないか」と真剣に考えていらっしゃいます。相談する価値はあります。
* * * *
「震災ホームステイ」
https://www.shinsai-homestay.jp/
「被災地のママと受け入れママをつなぐサイト」
https://www.mamatomama.info/
「母子疎開ネットワーク」
https://hinanshien.blog.shinobi.jp/
「相聞歌 ?東日本大地震 被災者受入情報サイト?」
https://sites.google.com/site/soumonka3814215/
「つなぐ光」
https://tsunaguhikari.jp/
「赤ちゃん一次避難プロジェクト」
https://baby.wiez.net/
「心援隊」
https://kajipito.net/shinentai/PC/
「原子力行政を問い直す宗教者の会」
https://gts.mukakumuhei.net/
* * * *
また自治体関係でも、原発不安による「自主避難」に対応しているところがあります。
例えば、
「能代市:地震被災者及び原発避難者の受け入れについて」
https://www.city.noshiro.akita.jp/c.html?seq=4537
「南魚沼市:東北地方太平洋沖地震の避難者受け入れ」
https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/site/tohoku-taiheiyooki-jishin/shien-center0324.html
「愛媛県:被災者向け支援情報」
https://bosai.pref.ehime.jp/higai/23/sumai/jyutakushien.htm
「鳥取県への自主避難をお考えのかたへ」
https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155736
などなど。
個別に相談すれば、窓口で柔軟に対応するという自治体もあります。
以下から探してみるのも一方だと思います。
「みんなでつくる震災被災者支援情報サイト」
https://sites.google.com/site/minnadewiki/home/pctop/kihon/accept
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福島での集いを受けて/京都キャンプ計画進行中 から抜粋
昨日、福島で「子どもたちを放射能から守るための集会」に参加しました。
まだ「準備会」ということであったにもかかわらず、100名を越える参加者が福島県内のあちこちからあり、各8名のグループに分かれての意見交換、そしてその集約と、活発な議論が行なわれました。おそらく「フクロウの会」と「福島会議」のほうで集約して、5月1日の集会でさらに発展させることになると思います。
みな口を開くと傾向的に共通するのが、3月中に自主避難した人もしなかった人も、地域社会や学校から孤立するのではないかという不安、後ろめたさ。こういう場に参加した人たちは、その思いをみな共有できるけれども、でもそれぞれの地元に帰ると「気にし過ぎ」のマイノリティ。場合によっては白眼視。
これについては、ぜったいにそんなふうに、避難した人/しなかった人というところに対立軸があるんじゃないということを、何度も強調しなくてはならないと思いました。
それにしても、昨日夕方に福島市を歩くと、帰路につく高校生らがみなマスクをしていない。これはこれでつらいものがありますが、今朝の小学生らの登校時間では(郡山市で見ました)、本当に小さな低学年の子どもたちが軽く半分以上はマスクをしている。これもまたつらい光景でした。
ニュースにもなりましたように、福島県内で、公園利用は1時間制限。これが「客観的」に報道されているということだけで愕然とします。もうそんなところに子どもがいていいはずがない! 自分の頭がおかしいのか、このニュースがおかしいのかと、苦しみます。
政府・文科省は、秩序維持・経費節減のために、福島の子どもを犠牲にするということを、強い意志をもって決定したのです(歴史上に残る大犯罪です)。福島の子どもたちは危険を甘受して移動してはならない、という命令を出したのです。「20ミリシーベルトの撤回を」と断固として言うべきですが、しかし、文科省に何かを頼んだところで時間が浪費されるだけのように思います。
ではどうするのか? 嘆願ではなく、実力行使しかないと思います。
やはり異常な放射線量です。昨日の資料でも、2マイクロ毎時なんかでは済まない、それをはるかに越える数値が各学校で出ていることが示されていましたが、これで教員は、校長は、子どもを預かって責任が取れるのか。責任がもてないなら、休校や、あるいは県外での「校外授業」の実施など、決断をするところが、一校だけでも出てきてほしい。一校出れば、もう一校が出てくる、そして連鎖的に動きが出てくるのではないか。役所にではなく、教育現場の人たちに働きかけをしていくべきではないかと思いました。
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※チラシ
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★知ることから始めよう(原発)
★原子力発電がとまる日 ~脱原発化を選んだ、ドイツからのメッセージ~
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