『再処理工場アンケートに対する青森県知事からの返答』

再処理工場アンケートに対する返答と意見が届いています。
1、アンケートの結果を送り続けていた青森県から返答がありました。
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時下ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。
先般の「県政・わたしの提案」としてお寄せいただきました御提案につきまし
ては、現在の状況、取組みなど下記のとおりとなっていますので、お知らせいた
します。
 今後とも、県政の推進に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 平成18年 8月 7日
青 森 県 知 事
原子力施設に関する安全を確保するためには、第一義的には事業者が責任を持っ
て取り組むとともに、法令に基づいて一元的に安全規制を行っている国がその役
割を果たしていくことが基本と考えていますが、県としても、県民の安全・安心
に重点を置いた対応の観点から、今後とも、国及び事業者の対応状況を厳しく見
極めつつ、安全確保を第一義に慎重かつ総合的に対処して行きます。


2、このアンケート自体に対する意見も2つ届いています。
アンケートへの感想です。

1、再処理工場が稼動すると海産物や農畜産物などが汚染されることが明らかに
なっていますが、そうなったときに、あなたは青森、岩手、宮城、北海道の海産
物や農畜産物を今まで通りに食べますか? 以下のいずれかに○をつけて下さい。
* (1)今まで通り食べる 0名
* (2)食べる量を減らす 5名
* (3)なるべく食べない 17名
* (4)その他( 1名 )

不買運動をするわけじゃないですよね(^^;
アンケートは下のようにして、回答者に持ち帰ってもらうと、回収や集計の手間
が省けてよいのではないかと思います。

1、再処理工場が稼動すると海産物や農畜産物などが汚染されることが明らかに
なっていますが、そうなったときに、あなたは青森、岩手、宮城、北海道の海産
物や農畜産物を守るため、どんな行動をしたいですか?
1.資源エネルギー庁に抗議の手紙を出す
2.日本原燃に抗議の手紙を出す
3.新聞に投書して再処理工場の問題を訴える
4.デモを行う
5.再処理を止めるよう地元選出の国会議員に手紙で要請する
6.仲間を集めて反対集会を行う
7.何もしない
(選択肢に「署名をする」がないのは、署名をしたらそれで終わりの人が多いか
らです)

都会で使った電気のゴミが六ヶ所村に行っているのですし。
僕は、例えば青森県産と長野県産のりんごがあったら、青森県産の方をあえて選
びたいです。
核燃サイクル構想が出たのが1984年、立地協定が結ばれたのが1985年。それから
20年余り、地元で反対運動が続けられる中、多くの人たちはそれを黙って見過ご
してきました。
六ヶ所、東通、むつ、大間。なんで原子力関連施設が青森に集中するかと言った
らまずしいからです。今も青森県の求人倍率は全国最下位です。働き口がないの
で多くの若者が自衛隊に入るようです。そしてイラクに行かされたりするわけです。
農産物まで誰も買わなくなったらどうすればいいのでしょう。
「青森県には観光に行かない」という回答もありましたね。そのうち、青森の人
への就職差別や結婚差別が起きないか心配です。
再処理工場の問題について、日本の多くの人たちは被害者ではなく、加害者です。
そうした気づきを与えるアンケートであってほしいと思います。このアンケート
に限らず、私たちの運動そのものが、青森県や六ヶ所村の人たちへの配慮を持つ
ものであってほしいです。
生意気なことを申しまして、大変すみません。
・・・・・・・・・
[問合せ内容] 青森県六ヶ所村核燃料再処理施設問題について。
まだこのことを調べ初めて月日が浅いのですが、
当初はナマケモノ倶楽部に入ったり、ここのアンケートにも回答したりしました。
六ヶ所村ラプソディーの監督の方にコンタクトをとったり、
地元の個人活動家の方と連絡を取り合うようにもなりました。
また、コミュニティサイトなどで人々の情報量や意見を閲覧したりしました。
私はもちろん反対派です。
青森出身ですし、地元が汚染されるのは許せない。
できる限りのことをしていきたいです。
世界的にも日本のこの施設への懸念が広がっているようですし、
もしかしたら本当に稼動を止められるかもしれません。
しかし、前から1つだけ気になってたことがあります。
ここのアンケートの、
「青森の農産物、海産物は汚染されることが明らかになってますが」という文。
確かに放射能が多かれ少なかれ混じることは明らかになってると思いますが、
人体に影響するほどではないと言っている専門家も多数います。
だから、こういうアンケートはやめろ、と言うのではありません。
どちらが事実か、はっきり言って私にはわかりません。
でも、私には地元に農家の友人がいるのです。
友人だけではなく、農業で生計をたててる人々が青森にはたくさんいる。
それをわかっている上で、この文面をだしているのでしょうか。
そうでなくとも、青森に対して厳しい風評が増えています。
ただでさえ、経済的にも日本で最下位の青森。
悪いのは一部の自治体の人間とそれにのせられた人々です。
(本当にしょうがなく、の人もいるはずですが)
ナマケモノ倶楽部や中村さんの運動は、いつもとてもすばらしく、
とても頼もしく思っています。
ただ、どうしてもこの文章だけがひっかかるのです。
実際こんなことを言っている私も、青森の食品は買いたくない、と思ってます。
自分は食べてもいいと思えますが、子供には…。
この話をきいて、深く調べる人は実際少ないと思います。
「青森の食べ物、よくないんだ。じゃあやめよう」という人が
圧倒的に多数だと思います。
まだ本格的に動いてもいないし、事実がわからないのに
取引を中止させられている農家も出てきていると耳にしています。
その方々は、一生懸命無農薬の作物をつくってる方々です。
もちろん、このアンケートや風評のせいではなく、おおもとは
そんな施設を動かしている日本原燃と自治体。
それはわかっていますが、
直接のきっかけになっているのは風評なのです。
こういうアンケートはとてもいいと思いますが、
あの文章で初めて「青森の作物よくないんだ」と思う人もたくさんいるでしょう。
じゃあどうしたらいいか、というとやっぱりわかりません。
本当に難しい問題ですね。
ダラダラと結論のない文章ですみませんでした。
ただ、ずっとひっかかっていたものですから…。
確かに青森には目立った活動団体がありませんね。
一番動かなければならないのに…。
でもそれも、地元の人間に情報が伝わってないというのもあると思います。
実際、私の友達も事実を知ってる人は全くいませんでした。
都会と違って、地方では情報量が格段に少ないんです。
青森の人間がもっとがんばらなくてはいけないとは思いますが、
何もわからない、ただ一生懸命生きている地元の人たちが苦しむことには
ならないでほしいと願っています。

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