赤村に食育カフェ 3月開催 農地見学や収穫体験も
中国製ギョーザ中毒事件で食の安全性への関心が高まっている中、農薬、食品添加物と食べ物の関係などについて学びながら、自然食ランチや農地見学を楽しむ「食育カフェ」を福岡県赤村の喫茶店「クリキンディ」が企画している。3月の毎週火曜日に連続開催する予定で、参加者を募集している。
クリキンディは、大量生産、大型化、高速化などに象徴される現代の生活を見直し、有機農産物を消費したり、ゆったりとした暮らしを楽しんだりする「スローライフ」を実践している喫茶店。北九州市や東京などから集まった若者らが、地元農家と連携しながら運営している。
「食育カフェ」は、その活動の一環。途上国で無農薬コーヒー栽培に取り組む農家を支援している福岡県水巻町のフェアトレード(公平貿易)会社「ウインドファーム」代表の中村隆市氏が講師になり、初回の3月4日には「今、食の安全性を考える」と題して、食品添加物や遺伝子組み換え食品をテーマに講演。クリキンディで提供している有機野菜を使った料理を味わい、農薬や化学肥料を使わない自然農を実践している農地での種まき、収穫体験もする予定。
2回目以降も西日本新聞社の長期企画「食卓の向こう側」を副読本にするなどして、食の問題や食品への放射能汚染の危険性などについて学んでいくという。
参加費は昼食代を含めて各回1800円。全回受講者には割引もある。定員になり次第締め切る。申し込みはクリキンディ=0947(88)2893。