いわき市が生産者単位で農産物放射線量公表
(2011年9月28日 福島民友ニュース)
原発事故による風評被害に苦しむいわき市は10月1日、対策として、地元産の農産物や農地の放射線量の数値などを特設のホームページで逐次公表する「いわき農産物見える化プロジェクト『見せます!いわき』」を開始する。
プロジェクトは、全国の消費者に、「判断材料」として詳細なデータを示し、安心していわき産の農産物を食べてもらうのが狙い。
農産物のモニタリング検査は、JAいわき市とJAいわき中部から出荷される主要な農作物を中心に、野菜、果樹類は各農家が出荷前に提出した検体を検査する。検体の提出は市と両JAとの出荷協定に基づき義務化した。
農家数の多い米は集荷所ごとに検体を調達する。暫定規制値を超える可能性が見つかった場合は、県が精密検査を行う。
(写真)出荷前の梨の放射線量を測定するため刻んだサンプルを容器に入れる検査員=JAいわき市夏井支店
(2011年9月28日 福島民友ニュース)