線量システムが稼働せず 誤差大きく 福島の学校
(2011.11.18 14:36 産経ニュース)
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質による子供への被曝を抑えるため、福島県内の小学校や公園などで10月からの稼働を予定していた放射線測定システム約600台が機能していないことが18日、文部科学省への取材で分かった。
文科省によると、測定誤差が大きいためで、文科省はシステムを受注した業者との契約を解除した。このシステムは保護者らに確認してもらうのが目的で、小学校などで測定した放射線量をインターネット上でリアルタイムに公表する。
文科省はあらためて業者を選ぶ予定で「できるだけ速やかに整備したい」としている。