玄海原発の停止や廃炉求め集団提訴

来年1月末にも集団提訴 玄海原発の停止や廃炉求め
(11月25日 長崎新聞)

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の廃炉や運転停止を求める集団訴訟を起こすため、長崎、佐賀、熊本3県の弁護士6人が24日、弁護団結成に向け長崎市内で会合を開いた。来年1月末にも国や九電を相手に佐賀地裁に提訴することを決めた。

 会合では、九州を中心に1万人の原告を集める目標を設定。佐賀県ではこれまでに約300人が参加を表明しているという。次の会合は12月3日に熊本で開く。

 熊谷悟郎弁護士は会合後「本県の松浦市や佐世保市などは原発から30キロ圏内にあり、事故が起きれば被害を受ける。福島の事故以来、原発は安全だと言い切れなくなった。国や九電などがどう考えているか法廷で初めて問われる。裁判所の判断にも注目したい」と話した。

 原告団に参加するには訴訟費用1人5千円の負担が必要。連絡先は佐賀中央法律事務所(電0952・25・3121)か熊谷悟郎法律事務所(電095・822・5795)。

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