原発事故が起きた時、福島県にいた妊産婦の15% うつ傾向

妊産婦の15%にうつの傾向
(05月15日 13時12分 NHK)

原発事故が起きた時、福島県内にいた妊婦や事故後に出産した女性のおよそ15%が気持ちが落ち込んだ「うつ」の傾向があることが県が行ったアンケート調査で分かりました。
県は放射線による子どもへの影響に不安を持つ女性が多いと見て、継続的な支援を行いたいとしています。
県では原発事故の当時、県内にいた妊娠中だった女性と、事故の後に県内で出産をした女性、あわせて1万5954人を対象に、ことし1月から震災や原発事故によって心理的な影響を受けているかアンケートを行いました。
これまでにおよそ半数から回答を寄せられ、このほど調査結果がまとまり、母乳やミルクそれに食品や水に放射性物質が含まれていないか不安を持っている人が17%、放射線の子どもの健康への影響を心配している人が10%でした。このうち、落ち込んだり憂うつな気持ちになったりして「うつの傾向がある」とみられた人は、1298人、15%に上りました。
アンケートを行った県立医科大学では、避難による環境の変化や放射線への不安が原因だとみていて「うつの傾向がある」すべての女性については看護師らが直接、相談にあたり継続的な支援を行いたいとしています。

05月15日 13時12分

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