福島原発事故の責任をただす!告訴人募集 現在701人

第一次告訴6月11日が近づいています
(2012年5月25日 福島原発告訴団)

福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大した責任者たちの刑事裁判を求め、福島地方検察庁へ告訴を行います。

告訴人1,000人へダッシュ!
2012年 05月25日

核燃料サイクル政策の見直しをしてきた原子力委員会が推進側だけで秘密会議を開いてきた問題が発覚し、「原子力村」の底知れない不正の数々が明らかになっています。福島原発事故による放射性物質の環境への放出量も、東京電力の発表でさえ、原子力安全・保安院発表の1.8倍になりました。

福島原発事故により強制的に被曝させられたわたしたちは、生活と健康の不安におびえながら、このまま泣き寝入りするわけにはいきません。いまだに責任が問われていない東京電力の経営陣、原子力委員会、原子力安全委員会の委員など、東京電力&国&官僚&御用学者の犯罪を追求し、法的責任を問うことが必要です。

福島原発事故の責任をただそう!と「原子力村」の犯罪を刑事告訴で責任を糾すため、3月16日に結成された「福島原発告訴団」は、この2ヶ月間福島県内はじめ山形、新潟、東京などで各地で説明会を開催し、告訴団への入会をすすめてきました。
5月23日までに、701名の福島県民が告訴人になるため、「福島原発告訴団」に入会しました。目標は1,000人の告訴人!この数で福島地方検察庁への告訴します。

いよいよ、福島県民による第一次告訴の6月11日が迫りました。1,000人まであと約300人です。どうかみなさま、ご家族、親類、友人、知人に、告訴人になるよう一声かけてください。あと2週間ダッシュで、告訴人1,000人を達成し、福島地方検察庁に告訴しましょう!


●以下は、「福島原発告訴団」からのお知らせです。
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第一次告訴6月11日が近づいています
5月10日時点で約350名だった告訴人も会員の皆様に『両手にお友達』作戦を呼びかけさせていただいたところ、20日現在約700名と片手達成。目標の1000人まで、いま一歩(あと片手分)のところまできました。

福島原発告訴団 https://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
◇手続きの期限を、少し延ばして6月3日としました。
今から御紹介お誘いできる方には、ぜひ急ぎお声かけください。
◎入会申込みいただける方は、まず入会申込みをメール・FAXなどでお願い致します。(ブログ名の3行下に別ページのタイトルがあり3つ目?「入会申込み」です。)
次いで、会費振込み・委任状や陳述書の送付を進めてください。

◯入会済み会員の皆さまは、委任状・陳述書の送付をお早めにお願いします。
宛て先:963-4316田村市船引町芦沢字小倉140-1福島原発告訴団
※用紙はこちらからダウンロードできます。(事務局から発送もできます。至急お申し込みください。)
第一次告訴の委任状 陳述書フォーマット1(1ページ目用) フォーマット2(2ページ目以降)

※ページタイトル「?委任状・陳述書の提出」で、
委任状・陳述書の記入・捺印などの注意事項をご確認ください。

※陳述書の公開を了承くださった会員さんの陳述書を公開させていただきます。 ご参考ください。 (ページタイトル?「陳述書の記述例」からも入れます。)
陳述書例1  陳述書例2(福島市)  陳述書例3(田村市)  陳述書例4(いわき市)  陳述書例5(いわき市)

福島原発告訴団事務局(何でもお問い合わせください)
メール:info(アットマーク)1fkokuso.org
TEL:080-5739-7279 FAX:0242-85-8006


告訴宣言
福島原発事故の責任をただす!告訴宣言

(2012.3.16 福島原発告訴団結成集会参加者一同)

福島原発事故から1年を過ぎた今なお、事故は全く収束せず被害は拡大の一途をたどっています。美しい自然と豊かな生命をたたえたふるさと、何ものにも代え難い共同体を失った私たちは、地域社会の分断という重荷を背負い、いつ終わるともしれない苦難の中にいます。

福島原発事故は、すでに日本の歴史上最大の企業犯罪となり、福島をはじめとする人々の生命・健康・財産に重大な被害を及ぼしました。原発に近い浜通りでは、原発事故のため救出活動ができないまま津波で亡くなった人、病院や福祉施設から避難する途中で亡くなった人、農業が壊滅し、悲観してみずから命を絶った農民がいます。

このような事態を招いた責任は、「政・官・財・学・報」によって構成された腐敗と無責任の構造の中にあります。とりわけ、原発の危険を訴える市民の声を黙殺し、安全対策を全くしないまま、未曾有の事故が起きてなお「想定外の津波」のせいにして責任を逃れようとする東京電力、形だけのおざなりな「安全」審査で電力会社の無責任体制に加担してきた政府、そして住民の苦悩にまともに向き合わずに健康被害を過小評価し、被害者の自己責任に転嫁しようと動いている学者たちの責任は重大です。

それにもかかわらず、政府も東京電力も、根拠なく「安全」を吹聴した学者たちも誰一人処罰されるどころか捜査すら始まる気配がありません。日本が本当に法治国家かどうか、多くの人々が疑いを抱いています。

生命や財産、日常生活、そして「健康で文化的な最低限度の生活」さえ奪われた今、すべての人々がそれを奪った者への怒りを込めて、彼らの責任を追及し、その罪を認めさせなければなりません。そのために、最も深刻な被害を受けている福島でまず私たちが立ち上がり、行動しなければなりません。告訴団を結成した理由もここにあります。

私たちは、彼らに対する告訴を福島地検で行うことを決めました。自分たちも放射能汚染の中で被曝を強要されながら存在しなければならない矛盾、逃れられない厳しい現実を背負う福島の検察官こそ、被害者のひとりとして、子どもを持つ親として、この事故に真摯に向き合うべきだと考えるからです。

私たちは、自分たちのためだけにこの闘いに踏み出すのではありません。日本政府は、あらゆる戦争、あらゆる公害、あらゆる事故や企業犯罪で、ことごとく加害者・企業の側に立ち、最も苦しめられている被害者を切り捨てるための役割を果たしてきました。

私たちの目標は、政府が弱者を守らず切り捨てていくあり方そのものを根源から問うこと、住民を守らない政府や自治体は高い代償を支払わなければならないという前例を作り出すことにあります。そのために私たちは、政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちと連帯し、ともに闘っていきたいと思います。

この国に生きるひとりひとりが尊重され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。

2012.3.16
福島原発告訴団結成集会参加者一同

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