女子中学生の問い 「おとなは、子どもを守る気があるの?」
この問いが生まれた背景・その3
◆「福島県の子ども」の病死者数について
?政府・人口動態統計から分かった事故後の変化?中手聖一
(2012-05-23 みんな楽しくHappyがいい♪)から抜粋
○死因ごとの病死者数
亡くなった子どもたちの数を、死因別にまとめたもの(下のグラフ)
「心疾患」による死亡数が2倍に増えています
(先天性の心臓障がいを患っていた子どもが、心疾患でなくなった場合も含まれます)。これも他の被災県にはないことです。
「感染症」「癌・白血病」「肺炎」も増えています。このグラフは参考程度にしかならないものですが、昨夏からの増加と考え合わせ、ご報告することにしました。
子どもの病死者数が、昨年の夏以降に増えたことは紛れもない事実です。今回は割愛しましたが、病死者の増加は10 代後半が最も多かったことも分かりました。
この異変が続き、何年も後に放射能汚染との因果関係が証明されても、亡くなった命は帰って来ません。
公害の健康被害では、死亡した子どもの後ろに、病気や体調不良のたくさんの子どもたちがいます。放射能被害を少しでも未然に防ぐための行動をとることが、私たち大人の役目だと思います。
保養と移住、防護策など出来ることは何でも行い、また国が約束している「患者調査の代替調査」の早期実施を改めて求めていく必要があると考えます。