3月20日名古屋で講演します

中村隆市さんの物語 3月20日(土)14時 「風にふかれて フェアトレード」
https://www.nagoya-fairtrade.net/?p=1127

フェアトレードに関わる人にもいろんな人がいて、いろんな物語があります。

中村さんに私が出会ったのは2005年の4月、地球博でゲストとして招かれた中村さんが、ある学生さんと一緒に店を尋ねてくれました。彼女は、高校の時、私がフェアトレードの話をしに言った時の生徒さんで、話を聞いたそのあと店に時々来ていて、地球博のボランティアをするなか、中村さんを案内して来て下さった。

★どんな感じの人?

中村さんに会った私の印象は、ゆっくりした物静かな話し方の人だな?と思いました。その後彼から送ってきて下さった南米の先住民に伝わるハチドリの話「私にできること」は、いまもって好評です。学校等講演に行く時には必ず持参して、その話をします。

そのあと森林農法でコーヒーを作っているナワット族の人々を尋ねるメキシコツアーにも参加し、https://www.huzu.jp/html/tayori_120.htmlその時に私はある人に言いました。「中村さんってゆっくりした話し方だね」って。すると「あれでも早くなった方だよ」との答えでした。

昨年2009年6月に九州のウィンドファームを尋ねた時のこと。お昼ごろコーヒーの焙煎しているところを尋ねました。中村さんは用があるような感じでした。聞いたところによるとお母さんと一緒にお昼をとるということでした。中村さんの人柄がしのばれます。

★どうして今回名古屋へ?

昨年6月に尋ねた時に、「名古屋をフェアトレード・タウンにしようと動き始めた」ことを伝えたら「応援に行ってあげるよ」という事になり、2010年3月20日に実現する運びになりました。

彼の生き方に触れ、彼のセンサーから流れてくる情報は、若者に限らず、幸せを感じることができる何かがあると思うので、是非みなさんに会って欲しかったのです。

★有機コーヒー都市宣言のヒント

ブラジルのマッシャード市で有機コーヒー首都宣言(2004年)についての話はヒントになるのではないかと思います。
関係者の間では機運が高まっていたけれど、中村さん自身できたらいいなと思いつつも、コーヒー栽培をしている人で農薬を使っている人もいるから無理だろうと思っていた。

事のきっかけは、ジャカランダコーヒーのカルロスさんhttps://www.windfarm.co.jp/jacaranda_storyと、ウィンド・ファーム中村さんが開催した有機コーヒー・フェアトレード国際会議を開催したり、有機農業セミナーを開催したことからです。

サンパウロ市、マッシャード市と世界的に有名なエコシティ、クリチバ市の3カ所で開催されたその会議は公的機関のブラジル銀行がスポンサーになって、会議にも支店長クラスが30人ほど参加、カルロスさんや中村さんに積極的に語りかけたということです。

会議でも、ブラジル銀行は有機コーヒー栽培の人に積極融資を申し出、実際に会議中にも融資を始めた。この動きが市議会を動かし、無理だと思われた有機コーヒー首都が誕生した。

カルロスさんが亡くなった後の2004年に、世界で初めての「有機コーヒー首都宣言」を発表しました。
(中村談&ウィンドファームHPより)

★「スロービジネス」中村隆市+辻信一 ナマケモノブックスより 発行 ゆっくり堂

お二人のやりとりで進むこの本は、中村さんの物語が刻まれています。
いろんなヒントがいっぱいあってとりだして書く事は到底無理です。是非手にとって読んでみてください。風”sにあります。また3月20日ナマの中村隆市さんと会ってください。

★「スロービジネス」の後書から

歳をとるごとに、親しい人を亡くす事が多くなっています。その度に私が思うことは、その人が幸せな人生を過ごせただろうか? ということです。
広大な宇宙のなかの奇跡の星に、人は生まれ、そして、誰もが死んでいきます。はかない存在であるからこそ、人は幸せを求めて生きるのだと思います。そして人は、何かの役に立つことを求めています。誰かの役にたっていることに歓びを感じます。

だから、私は、スロービジネスが成り立つことを信じています。そしてそれが、スローライフとスローな社会を広げていく鍵になると思います。

★2007年発行の「豪快な号外」も彼がいいだしっぺで”てんつくまん”と一緒に発行しました。
https://www.teamgogo.net/
環境問題を伝える新聞で日本中の各家庭に号外として配ろうと、全国のボランティアさん達が配りました。風”sでもたくさーん配りました。

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