脱原発を進めているドイツからとても重要なニュースが届きました。
ドイツでは、風力や太陽光など再生可能エネルギーがどんどん普及しており、消費量の割合が16%を超えたと発表しました。
日刊 温暖化新聞より
(ドイツ連邦環境・自然保護・原子力省より)
ドイツの連邦環境・自然保護・原子力省は3月24日、2009年に国内の暖房、電力、燃料の総消費量において再生可能エネルギーでまかなわれた割合は1割を超え、16.1%だったと発表した。再生可能エネルギー部門は、経済危機を大幅に回避できただけでなく、国内のエネルギー供給量における割合を拡大させていることがわかった。
また、再生可能エネルギー部門への投資もますます増えており、その額は合計177億ユーロと記録的な数字に達した。これを受け、雇用人数もさらなる成長を記録し、前年比で約8%増となる30万人以上が同部門で働いているという。
「再生可能エネルギーは、経済危機に力強く立ち向えることを証明した」「国際エネルギー機関は、向こう20年で5兆ドル近くが全世界で再生可能エネルギーに投資される、と予測している。2009年の評価では、ドイツ企業が、再生可能エネルギー部門に有利な国家的枠組みのおかげで、世界市場でリーダーになるべく非常に良い位置にあることが示されている」とノルベルト・レットゲン環境大臣は話している。