上関原発建設計画地での危険かつ強引な作業への抗議文

「上関原発建設計画地での危険かつ強引な作業への抗議文」への
賛同の要請が届きました。

個人、団体ともに可能です。
下記の文章をお読みください。

—————————-

札幌の七尾です。
「上関原発の問題を知る」全国有志の会と
虹のカヤック隊応援団@北海道からの緊急賛同要請です。
(重複ごめんなさい)(転送歓迎)

みなさま
現地に行けなくてもなにかできること、声を上げることと考え、抗議文をつくりまし
た。ぜひ、賛同してください。

◆賛同は、個人(所属もしくは居住市町村つき)でも、団体でも、お願いします。
◆締め切り 2月28日(月)朝10:00まで(整理して、28日中に出す予定)
◆宛先は、以下のメールアドレスまでお願いします。
「上関原発の問題を知る」全国有志の会
  grugru★ma.comco.net  
  ★を@に変えて下さい。
◆呼びかけは、「上関原発の問題を知る」全国有志の会と虹のカヤック隊応援団@北海道です。

                        2011年 2月  日
内閣総理大臣 菅直人様
経済産業大臣 海江田万里様
環境大臣 松本龍様
山口県知事 二井関成様
山口県上関町町長 柏原重海様
中国電力株式会社 取締役社長 山下隆様

◆山口県上関原発建設計画地の一方的な埋め立て工事に伴う
      現場での危険かつ強引な作業に強く抗議いたします◆  

           「上関原発の問題を知る」全国有志の会
            虹のカヤック隊応援団@北海道
                         
 私たちは、山口県上関町の上関原発計画地埋め立てに関して中国電力が説明を求める地元住民を全く無視した形で一方的に工事を着手し、現場海上及び陸上で危険な作業を強行している事に強い憤りを感じています。

 2月21日から中国電力は多数の作業員や警備員を動員して強引な埋め立て工事を再開しました。この一方的なやり方に危機感を持った人達が現地に集まり抗議活動をしていますが、それを全く無視する形での強硬な作業の進め方により、昨日(23日)、ついに祝島の高齢者を含む2人が負傷し、救急車で搬送される事態が起こりました。

 現地の人達の抗議活動は現場に駆け付けられない私たちの意志を代表するものであり、中国電力のこのような非人道的で不当な暴力を認めることはできません。
 原発問題に限らず、一般市民との十分な論議の場も設けず一方的に力ずくで押し進めていくやり方が、日本社会のあらゆる矛盾を生み出してきたと言っても過言ではありません。それを軌道修正し、問題点を洗い直し、対話と協調を重んじる中から持続可能な社会に育て直したいと願う民意を背負って政権交代は実現したはずです。

 私たちは、上関原発計画地の対岸わずか4km先にある祝島の住民9割が30年近く反対の意志を表明していることや祝島の漁師が10億円以上におよぶ補償金を受け取らず、豊かな自然と共に経済的自立と地域活性化を目指して取り組んできたことを知っています。

 また、埋め立て予定地の田ノ浦周辺は豊かな漁場であると同時に、スナメリクジラや天然記念物のカンムリウミスズメの生息が確認されるなど、世界的にも希少な動植物の宝庫です。昨年開催されたCOP10では、貴重な生物たちの多様な生態系を育んできた田ノ浦の海が世界的な評価を受けました。このように世界からも注目されている独自の生態系を育む海を埋め立てることが、取り返しの付かない環境破壊を招くというのは衆知の事実であり、環境アセスメントは何のために為されたのでしょうか。

 これら、解決できていないたくさんの問題や対話の数々を置き去りにし、祝島島民の会が通産省へ提出した署名80万筆以上の民意を全く無視して埋め立て工事を強行する中国電力の強引なやり方、そしてそれを黙認している行政側の姿勢に対して、私たちは強く抗議を表明すると共に作業の即刻中止を求めます。

           

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