<飯舘村に説明に来た東京電力幹部と少女とのやりとり>
少女 「子供が産めない体になるのではないかと不安」
東電 「いろんな対策を取り、そうならないように努めています」
少女 「だったら、もっと早く避難を呼び掛けてほしかった」
この問題は、飯舘村だけに留まらない。
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「結婚して子供産みたい」 東電の住民説明会で怒り、困窮の声
2011.4.30 23:55
「結婚して子供を産むという夢がある」「原発事故で住む所さえない。戦争の時よりひどいと言うお年寄りもいる」。福島県飯舘村と川俣町で30日開かれた東京電力の住民説明会。住民から原発事故への怒りや生活面での困窮を訴える声が相次いだ。
飯舘村の中学校の体育館フロアは、大勢の村民で埋め尽くされた。鼓紀男副社長ら東電幹部5人は返答する際に立ち上がる以外は、終始正座したままで質疑に応じた。
質問に立った高校1年の渡辺菜央さん(15)は「子供が産めない体になるのではないかと不安」と訴えた。東電側が「いろんな対策を取り、そうならないように努めています」と答えると、渡辺さんは「だったら、もっと早く避難を呼び掛けてほしかった」ときっぱり。参加者からは大きな拍手が起きた。