玄海原発周辺で白血病が増加 全国平均の6倍 に関連する一般質問が、2009年9月に佐賀県唐津市の市議会で行われていた。
佐賀県全体で、平成19年度に79人が白血病で亡くなり、内唐津市18名、玄海町4名。人口10万人あたりの白血病の死亡率は、全国平均6.0人、佐賀県9.2人、唐津保健福祉事務所管内16.3人と高くなっている。(玄海町は61.1人)
白血病に限らず、全ての病気の疫学調査を全国の原発立地県で行う必要がある。
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一般質問 から抜粋
<浦田関夫>
玄海原子力発電の諸問題について
浦田) 玄海原子力発電所周辺で白血病の死亡者が多いのではないか。厚生労働省の調査で、佐賀県内で平成19年度に79人が白血病で亡くなっている。内唐津市18名、玄海町4名。ドイツ政府は、2007年原発周辺で5歳以下の子どもの白血病にかかるリスクが、居住地との距離が近いほど増加することを発表している。唐津市でも調査すべきである。
保健福祉部長) 佐賀県保健統計年報によると平成19年度で人口10万人あたりの白血病の死亡率は、全国平均6.0人、佐賀県9.2人、唐津保健福祉事務所管内16.3人と高くなっている。なぜ高くなっているか県で把握できていない。しかし、白血病での死亡率が高い地域は、鹿児島県が全国1位、2位長崎県、3位宮崎県となり九州は白血病でなくなる方がたいへん多い地域となっている。原子力発電所の設置県の死亡率は、鹿児島県以外は佐賀県より低い状況。原子力発電所のある周辺の市町村は今後把握していきたい。
浦田) 原子力発電所周辺で多いことは調査すべきではないか。
総務部長) 国、県の専門機関へ依頼し調べて聞いてみたい。