辻信一・メールマガジン ★脱原発 YES, WE KAN!★ 

オフィス辻信一・メールマガジン Slow is Beautiful から抜粋

<2011年・7月号>  ★★脱原発 YES, WE KAN!★★

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┃1 ┃スローな近況:辻信一
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ぼくは、菅首相による7月13日の所信表明を高く評価します。
思ってもみてください。日本の首相が、原発ゼロの日本を目指すと言っているんですよ。

そんな事態をいったいぼくたちは想像したことがあったでしょうか。これはすごいことなんです。

むろん、手放しで喜ぶことができない事情がいろいろあるのはわかります。しかし、それでも、ぼくたちは、首相が政治的な孤立を深めている今だからこそ、その発言を拍手で迎え、支持を表明すべきです。彼への好き嫌いではないのです。脱原発への愛の表明です。

脱原発 YES, WE KAN!
菅首相がTPPをまた持ち出せば、TPP–NO, YOU KAN’T!

海江田経産相はじめ、多くの政治家と財界が虎視眈眈と狙っている次の「巨大津波」TPPを食い止めるために、ぼくたちも今からするべきことをする(しなくていいことをしない)。

ぼくたちの脱原発の運動は、同時にローカル化への、スロー・スモール・シンプルな未来への道筋です。菅首相の脱原発へのビジョンを歓迎し、支持すると、表明することを提案します。

辻信一

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┃2 ┃GO!ローカル:タイのローカル運動のリーダー、スラックさん来日
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アジアの代表的な環境・平和運動家として、またエンゲージド・ブディズムの指導者、 スラック・シワラックさんが、第28回庭野平和賞を受賞され、明日から1週間来日されます。

辻信一さん翻訳の『幸せの開発学 エンゲージド・ブディズム入門』(スラック・シワラック著)も、7月11日にリリース! シューマッハーの仏教経済学を紹介しながら、地域に拠った開発(かいほつ)こそがGNHを育む、と論じる「脱成長」の論客、スラックさん。
ぜひ、ご一読ください。

辻さんの「訳者あとがき」を読む 
→『しあわせの開発学』ご注文はこちら

スラックさん来日と出版記念をかねて、京都と東京でトークショーを開きます。
ポスト311を創るキーワードとして、エンゲージド・ブディズム、要チェックです。

→イベント詳細はこちら 
スラックさんからのメッセージ「311後を生きる日本のみなさんへ」 

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編集後記:
今まで、ゆっくり、じわじわの売れ行きだったのが辻信一さん監修の「ゆっくりノートブックシリーズ」が、311後、注目を浴びています。その理由は、まるで「ポスト311を創る」という目線で対談相手を選び、話し合ったかのような、今読んでこそ「ふむふむ」と本当に大事なものに気づかされるラインナップになっているのです。まさに、「ゆっくりノートブック」は懐かしい未来への忘備録(シリーズキャッチコピー)。食、エネルギー、政治、福祉、医療、自然農・・・、気になるテーマからぜひお手に取ってください。
シリーズ一覧 

「脱&減」がキーワードの2011年夏。でも、無理しすぎずに、Slowにお過ごしください。

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