インタグ地方フニン村の人々が、「スロー大賞」を受賞しました!!

 エクアドル、インタグ地方にあるフニン村では、鉱山開発から熱帯雲霧林を守り、持続可能な発展を求めた取り組みが行われています。この度、その取り組みにたいして感謝と敬意のしるしとして、ナマケモノ倶楽部からフニン村の人々へ、「スロー大賞」が贈られることになりました。
 スロー大賞とは、国内と海外でスローな世界のために尽力している人各1人(団体)を、表彰しようというものです。 


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 「スロー大賞」受賞者へのメッセージ
スローとは、人と人との、そして人と自然との、フェアでエコロジカルで平和的でスピリチュアルなつながり方を表すことば。あなた方のスローな生き方は、ファストで 貪欲で破壊的で暴力的なエネルギーに満ちた現在の世界に替わる、もうひとつの世界への入り口を指し示してくれます。
そのことへの感謝と敬意のしるしとして、スロー大賞という名の小さな賞を贈ります。
愛、平和、そしていのち
ナマケモノ倶楽部 (代表:中村隆市、辻信一、アンニャ・ライト)
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人類は、20世紀の後半になってようやく、重大なことに気づきました。それは、今までのように環境破壊を続けていけば、未来世代が生きていけなくなるということです。
自然の重要性は、時が経つにつれ、わかってきています。自然が破壊されることは、地域レベルだけでなく地球レベルにおいても、大きなダメージをもたらします。それは、自然のさまざまなバランス調整機能や浄化機能が破壊されることでもあります。
森林は、地球温暖化の防止に貢献するだけでなく、さまざまな生物の絶滅を防ぎ、きれいな水や大気を生み出し、川や海や大地を豊かにしています。
しかし、世の中には「開発」という名の自然破壊をすすめる人たちがいます。彼らは、「開発」を始める前に、地域住民にこう言います。
「皆が豊かになれるし、自然も守られる」と。しかし、これまで世界各地で行われてきた「開発」の結果は、一部の人間だけを金持ちにし、多くの庶民を不幸にしてきました。そして多くの場合、人々がそこで生きていけないほどに環境を破壊し汚染しています。
そんな結果を招いても、開発をすすめた人びとは、何の責任も取りません。
そのような個人的な利益や目先の利益だけしか考えないような生き方ではなく、鉱山開発を拒否して、森や川や大地を守りながら、子どもたちや未来世代と共に生きることを選択した皆さんの生き方は、世界の人々に勇気を与え、励ましを与えるものです。

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