放射性物質:小名浜の魚が規制値超え グリーンピース調査(毎日新聞)
環境保護団体グリーンピースは9日、福島県内の漁業関係者らの協力で7月に採取した海産物の放射性物質の独自調査結果を発表した。同県いわき市の小名浜港で採取した魚の身から、暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出。最大値はクロメバルの1053ベクレルだった。
グリーンピースは「放射性物質には絶対に問題ないという内部被ばくの許容量はない。摂取量を可能な限り低く抑える必要がある」と指摘。魚介類のモニタリング強化や、商品に放射性物質の数値などの表示を義務付けるよう求める要請書を9日、菅直人首相らにあて提出した。
毎日新聞 2011年8月9日 20時42分