『再処理工場の放射能による食品汚染に関するアンケートの報告』

皆さんこんにちは。中村隆市です。
(この記事はスロービジネススクールの学生向けに書かれたものです)

 再処理工場の「試運転」が3月31日に始まり、大気中への放射能放出が4月1日から始まりました。海中への放射能放出も今月中に始まるようです。市民の不安や意見を無視して事態が進行しています。

 これまでは、原発で事故があったときに「事故はあったが、放射能の漏れはありませんから安心して下さい」と言っていたのが、再処理工場では日常的に放射能の放出が行われます。このことの意味をマスメディアは深く掘り下げて報道していません。

 最も被害を受ける子どもたちや未来世代の立場に立って報道するメディアが今こそ、必要だと思います。

 子どもたちが大人に殺されると、多くのメディアは「幼い子どもたちに何てむごいことをするのか!」と憤慨します。しかし、今、再処理工場で始まった放射能の放出は「大人たちが子どもや未来世代を殺している」のと同じ意味を持っているのに、そうしたことに言及するメディアがほとんどありません。

 再処理工場を推進する人々は、放射能の放出は「ごくわずか」だと言います。「大気中には、地上150mから放出するし、海中には沖合3kmに勢いよく放出するため、十分に希釈・拡散されるから安全だ」と言います。

 では何故、イギリスの再処理工場周辺では白血病になる子どもが10倍も多いのか。フランスの再処理工場周辺でも白血病が増えているのは、何故なのか。推進側は、その原因を追究しようともせず「再処理工場から放出された放射能と白血病との因果関係は証明されていない」と主張します。

 こういう場合、2つの選択肢があるでしょう。一つは「危険性を指摘されても、因果関係が証明されるまでは操業をやめない」という選択。水俣病をはじめ日本の多くの公害病は、これを繰り返して、被害を拡大させました。

 もう一つは「安全性が証明されるまでは、操業を停止する」という選択です。北欧やドイツなど環境先進国では、こうした考え方が広がっています。これは先日、西山さんや岡村さんが報告してくれた予防原則とつながる考え方です。被害を受ける立場の人たち(特に子どもたちや未来世代)からすれば、当然のことですが、しかし今の日本では、このあたりまえのことが実行できません。子どもや未来世代のいのちよりもお金が優先されているからです。

 再処理工場から放出された放射性物質は、時間が経つにつれて生物濃縮が進み、数千倍、数万倍の濃度となって魚介類などに蓄積されていきます。イギリスやフランスの人々に比べて魚や海草を食べる量が多い日本人は、彼らより多くの放射能を体内に取り込むことでしょう。

 放射線の影響は、レントゲンなどの外部からの被曝でもガンになる可能性が高まりますが、食べものや飲み物から体内に入った放射能による内部被曝の影響は桁違いに大きくなります。放射能の影響は、「距離の2乗に反比例」しますから、1mの距離(外部)からの影響を1とすると、体内に入って
細胞表面から0,1mmにある放射性物質の影響は、1億倍になります。

 4月26日で、チェルノブイリ原発事故から丸20年になります。そのことで先週、ベラルーシ共和国の大使がチェルノブイリ支援運動・九州を訪ねてきました。そのときに大使が強調していたのは「20年経ったが被害はまったく治まっていないことを多くの人に伝えたい」ということでした。

 放射能の恐ろしさは、その被害が桁外れに長期で続くことです。日本が米国の先制攻撃を支持したラク戦争で、米軍は劣化ウラン弾を大量に使用しましたが(日本政府はそれを止めようもとしなかった)今後イラクでは半永久的に放射能による被害が出続けることでしょう。(細胞分裂が活発で、放射能の被害を受けやすい子どもたちを中心に)それと同じようなことが、今日本国内で始まっています。

 こうした状況の中で、スロービジネススクールは何をしていくのか、そのことを皆で話し合っていきましょう。 私がやりたいことの一つは、子どもたちや未来世代の立場に立って報道する「自前のメディア」をつくっていくことです。

 その一つが、ウェブサイト。そして、もう一つがインターネットTVです。この件は、また次の機会に書きたいと思います。

それでは、<再処理工場による放射能汚染に関するアンケート報告その3>を送ります。


4月2日現在:アンケートの返答 78名

1、再処理工場が稼動すると海産物や農畜産物などが汚染されることが明らかになっていますが、そうなったときに、あなたは青森、岩手、宮城、北海道の海産物や農畜産物を今まで通りに食べますか? 以下のいずれかに○をつけて下さい。

  • (1)今まで通り食べる 0名
  • (2)食べる量を減らす 2名
  • (3)なるべく食べない 61名
  • (4)その他( 15名 )

*気づいたら絶対に食べない
*産地の確認が取れれば、食べない。
*絶対に食べないように気をつける
*産地表示を確認し、極力食べないようにするでしょう
*いいえ、食べません。入手できる限りの情報を集めたあと、青森や岩手、宮城、北海道、その他・近県産の食料品は買わないようにし、食べないようにします。そして残念なことですが、東北・北海道地方へはなるべく旅行しなくなるでしょう。だって食べる楽しみがなくなるからです。また保育園・小学校などの学校給食もそれらを排除し、子どもたちの口に入らないよう注意するでしょう。また東京で外食するときも、出来るだけ聞いてチェックし、寿司屋や、魚介類専門店には行かなくなるでしょう。悲しいです、魚が好きなので。
*安全性が確認されている農産物や魚介類を購入する
*絶対にたべない
*汚染されていることが明らかな地域の農産物は食べない
*食べない。放射能汚染の可能性のある食品は口にしたくありません。
*まったく食べたくありません
*汚染されただろうと疑われる場所の食べ物は、家族を守るために購入しませんし食べません。
*絶対に食べません!
*食べません
*食べない。避ける。
*食べる量を減らす
(地元なので全く食べないのは無理です、おいしいのが誇りでした)

2、その他、青森県知事に対するメッセージなどありましたらお書き下さい。

1)一度放射能に汚染された海は二度と元通りにはなりません。これから岩手、青森、宮城や北海道に生まれてくる子供たち、そして、そこで生産される食べ物を口にする日本全体の子供たちのためには、決して再処理工場の稼動を許してはいけないと信じます。

2)不可知の危険が存在する以上、地域住民のためにも稼動はすべきではありません。数年後に子孫に現れるであろう多大の影響は予知できそうなものではありませんか。さらに汚染は青森県に限定されるものではありません。再処理施設の完全性は虚構に過ぎません。必ず人為的な事故、耐久性の問題など劣化の問題に悩むことになるでしょう。

3)経済や資源の活用として見ると良いことに思えますが、長い目で見ると県付近の環境だけでなく経済すら成り立たなくなります。ただでさえ体に害のあるものなのに、今は「有機野菜」だとかが流行のようになっています。作物や海産物が売れなくなります・・。農家の方の経営・体調にも影響がでます。大変な事をお願いしているのは承知しています。でも私達が発言・行動しないと環境は破壊されていくだけなので・・。よろしくお願いします。

4)青森県の六ヶ所再処理工場が動き出すことにより、地球環境や動植物、人間の健康や生活に与える影響がどれだけのものなのかよくご存知だと存知ます。 そこ事を理解した上での稼動であれば一市民として絶対に許せません。私も、この美しい地球や子供達を守りたいです。どうぞ、もう一度考えて中止して頂けるようお願い致します。 ありがとうございます。

5)嫌がってる市民の人たちがいることを、もっと重くとってください。再処理工場は青森だけの問題ではなく、広い範囲に影響を与えること、そして知事より長く生きる人たちや、あとに残されていくもののことについても考えてください。

6)こんな馬鹿げたことを許可したら、あなたは未来の子供たちからの笑いものになりますよ。そして彼らを苦しめることにもなるのですよ。

7)放射能に汚染されたお魚は食べたくないです。 とりかえしのつかないことがあるということちゃんと感じてください。 「大丈夫。」と政府が言ったことで大丈夫じゃなかったこといっぱいあります。 つい最近でさえ。

8)ほんの一部の人が、ほんの少しの間だけ贅沢に過ごせる程度の利益のために、青森県民だけでなく、日本人や世界中の人や生き物や環境に取り返しのつかない損害を与えても良いのでしょうか?明日を生きるあなたの子供や孫になんと説明すればよいのでしょう?今一度静かにお考え頂ければ幸いです。

9)祖先から受け継いできたかけがえのない自然を、 目先の利益を優先してないがしろにしてもいいという権利が青森県知事にあるとは思えません。おそらく誰もそんな権限は持っていないでしょう。 三村知事は自分の子孫に青森県に住んでもらいたくないのでしょうか?若い頃、文学を志していた知事なら、想像力も豊かであると思われますし、 何が大切かおわかりになるのではないでしょうか? ぜひともご再考していただくようお願い申し上げます。

10)害を及ぼす危険性があるのにも関わらず、何故稼動を急ぐのでしょうか?本当に害を及ぼす心配がないとお考えであるのならば、まず、そこに住む人・近隣に住む人に理解を得て欲しいと思います。そうでなければ、離れた所に住み説明を受けていない私も安心して生活する事が出来ません。 危険が少しでもあるのであれば、そこに住む人・近隣・日本全土・世界へと取り返しのつかない害を及ぼすことを考慮し、稼動すべきでは無いと思います。今生きている人や動物や自然はもちろんのこと、僕らの後の世代への影響を真摯に考えて頂き、稼動をせずに同じように問題を抱えているところへの模範になることを、同じ世界に生きている物として望みます。 未来へ少しでも良い状況へ、世界を渡していけるように。

11)原発を使わなくてもキャパシタという太陽光パネルより価格が手軽な自然エネルギーを利用するものが出ます。これは電卓のソーラーバッテリーのような感覚で家中の電気に使えます。電気代のような費用もいらないです。半永久的に使えます。それを採用し、住民にも呼び掛けて放射能が出るものはやめてください。放射能の被害は県知事自身や今生きている人だけでなく、これから生まれてくるすべての子供たちにも被害が及びます。人に不幸を与える人には自分に不幸が返ってきます。県知事として人々のためになることをして自分のためにもならない再処理工場の稼動はやめてください。

12)再処理工場が稼動した場合のリスクについての見積もりでは、影響は軽微であると報告されていますが、再処理先行国のイギリス、フランスの事例を考慮すると、必ずしも安全対策は完全なものではありません。直接的、間接的に人体、自然への影響がでることは必至と考えます。試験運転であったとしても、放射能物質は確実に放出されます。試験運転も絶対実施してはならないのです。
 また、青森県に限定したとしても、りんご、にんにく、牛肉などの山の幸、ほたてなどの海の幸は有名ですが、再処理工場が稼動した時点で、これらは「放射能入り商品」のレッテルを貼られることにより、買え控えられると思います。私も危険を冒して食することはしないと思います。この問題は、青森県だけの問題ではありません。日本、隣接する国々にも影響する問題です。お願いです。運転の無期延期の勇気ある判断をお願いします。

13)放射能で汚染された海産物、農産物を食べると、どのような危険性があるのか知っている私たちは北海道、東北地方のラベルのあるものを購入しないようになるでしょう。美しく、豊かな自然に恵まれた青森県に観光で行く事もなくなるでしょう。再処理工場が稼動すれば、文化も失うことになります。中止してください。

14)どのような理由で受け入れをしようとしているのか、よく分かりませんが、一部の人の判断で、青森県民だけでなく、多くの人が子孫の代まで様々な弊害で苦しむことになるというのを、(許可をした方々の子供や、子孫も苦しむことになるのです)よくご理解いただき、受け入れを再考していただきたいです。

15)原子力に頼らずとも青森県は豊かになれると思います。六ヶ所村の再処理工場を稼動させ、わざわざ県民を放射能の危険にさらすことは地方自治の長としてあまりにも軽率な判断と思えます。また、青森県産の農産・畜産・海産物を好んで選択し食べる人は激減するでしょう。まだ間にあいます。考え直してください。青森県の未来のために。

16)青森県民だけでなく、岩手、宮城の県民が納得するまで再処理事業の許可を与えないで下さい。

17)本当に確実に、将来世代の人が安全・安心であるのかぜひ再考願いたい。今安全でも、未来において本当に安全なのでしょうか?疑問と不安を感じます。

18)これは、青森県だけの問題ではないです。そのことを本当の人間らしい心、他の人々を気遣う心に目覚めて気づいていただきたい。あなた方の言っていることに嘘はないですか?誤魔化しは無いですか?
もし、本当に公明正大なら、あなたの県が全国に供給する農産物、海産物を消費する立場の全国民が、それらの食物が放射能で汚染されるという事実をまったく知らされていないというのはどういうわけですか?
BSEでさえあれだけの論争が巻き起こっているのに、不自然ではありませんか?食の安全がこれだけ人々の関心事になっているのに、ほとんどの人が何も知らないというのは異常ではないですか?もし、情報公開しているというのなら、その方法に問題がありますね。遅かれ早かれ、これは大問題になります。いや、大問題にしてみせます。
今一度、ほんとうに青森県が守るべきものを考えてください。原然関係で潤うだけでいいのですか?その一方で、農業漁業が衰退しても帳尻があうのでしょうか?
それと、忘れてはいけないのは、大気も海もつながっていると言うことです。青森県がOKなら、それでいいということになりませんよ!近隣の県、また海を越えた外国にもそれを了承してもらう必要がありますよ。
貴方にも子供も孫もいるかもしれない。あなたは、いったい彼らの未来に何をのこすのですか?お金ですか?お金で買えないものがあることを知ってますか?神である大地や海を汚した因果は、彼らに原因不明の病苦として応報するでしょう。

19)政の時流に流されず、英知を以って地域の未来のための政治判断を求めます。

20)青森県三村知事へ: 聞こえていますか?青森県民だけではなく、世界の人々が一丸となって「再処理工場稼動を止めて欲しい!」と知事に向かって声を出し始めています。もうこれ以上、地球やそこに住む人々を不安にさせ傷つける方向ではなく、また一時的な金銭的な潤いのためではなく、それよりも、何十万年もの間、地球の上で文化や産業を発達させてきた人類が、更に進化の方向に永らえるような未来を視野に入れた政治的決断をお願いします。
今、安全で、地球資源を無駄にしない生活をしようという新しい一つのうねりが国を超えて始まっています。どうぞ、六ヶ所村再処理工場の稼動に対して、勇気を持って「止めよう!」と言ってください。そして青森から、皆で共に安全なエネルギー源を模索する姿を、世界のロールモデルとして発信してくださいますようお願いします。

21)未来のために勇気をだしていただきたい。今からでも遅くはないです。小さな島国日本。子どもたちに少しでも安心して暮らせる国にしたいです。宜しくお願いします。

22)青森だけでなく、日本全体、いずれは地球全体に影響することです。真剣に考えてください。

23)どうか目先の問題ではなく、ほんのすこし先の未来を想像してください。そこに生きる人々・子供たち・家族のことを想像してください。危険なものを口にしていいわけがありませんよね。簡単なことです。どうぞシンプルに考えてください。自分の、自分の家族の健康を願うことが当たり前のように、どのどこの人々にとっても、それは同じです。
すこしでも安全に、安心して生きられる世の中になるかまたは、その反対になるか、今その大きな1つの分かれ目の決断をくだすのはあなたです。どうか、その正しい判断で私たちを、うつくしい青森を、日本を、その未来を守ってください。お願いします。

24)以前、埼玉県所沢市でダイオキシンが降りかかったホウレンソウが「産地」というだけで販売ができなかった事実があります。トレーサビリティによって産地は確実に消費者に知られる時代ですから、生産地は「安全な作物」であることに敏感にならざを得ない状況だと思います。これに逆行するアクションは、結局、自分たちを滅ぼすことになってしまうのではないでしようか?

25)行政側の論理で稼働を認めようとされているようですが、その前に持続可能な地球環境を後世に維持していく「責任」を持った「人間」と して賢明な判断をしていただきたい。

26)住民を被害にあわせないで欲しい。再処理工場を稼動すると知事ご自身も被害にあうはめになるでしょう。それでもいいのですか?
(以上、3月21日現在)

27)物質的な繁栄はそれを享受する生命があってのことです。失われた生命や誕生しなかった生命、異常を伴った生命にとってはそんな繁栄は何の意味もありません。あなたが未来の人類にとって尊敬される価値のある人であることを願います。

28)再処理工場を建設すると、確かに財政は多少潤うかも知れません。ただし、そのときに農業が衰退してしまえば、潤った地域には誰が住むのでしょうか? 再処理工場の労働者はそんなに多くはないはずです。青森の農産物、魚が売れなくなったときの青森県の社会のことも含めて再処理工場の建設の是非を検討してください。

29)県民の命を守るべく仕事をするべき立場の人間が逆のことをしてどうするのでしょうか、お金の問題ではないのです、この先何千、何万、何億と続く命の問題です 今、あなたにも生きる糧を与えてくれる自然は、あなたの子供や、孫や、その子達から借りているものです、あなたは自分の子供や孫に「いい服着せていい教育受けさせてあげるから病気になってね、君たちの子供の体も汚すけどいいよね」とでも言えるのでしょうか。恥を知ってください。
どんな圧力や間違った慣習があるかわかりませんが 、ご自分のたつ立場を正しく認識した上で、正しい行動を取ってください、子供たちの心や体を、そしてあなた自身を汚すような道は断固としてとらないでいただきたい

30)予想される健康被害に対する責任を、どのように考えているのか。
放出されるレベルと健康への影響を情報公開すること。

31)県知事というのは、自分の所轄する「県のみ」を「金銭的に」豊かにさせる、ことがその役目なのでしょうか?一部の地域の金銭的な豊かさの対価として、どれほどの地域にどれほどの損害が出るのか、十分に考慮されましたか?在任中のみならず、将来的なことまで見据えたとき、「再処理工場稼動」はコスト(単に金銭的なものでなく)パフォーマンスがそれほどまでによいものなのでしょうか?長期的な、広範なヴィジョンをもって「費用対効果」を再考してみてください。「再処理工場稼動」を決断されたとき、青森県のみならず世界的に歴史に汚点を残す人として、その名は刻まれることになるでしょう。四方を海に囲まれた「日本」という国に生まれその恩恵を十分に受けているものとして、その「海」をどうして守ろうとお思いになられないのか、悲しくてなりません。「大間のマグロ」もそのブランド価値がすっかり落ちてしまいますね。残念です。

32)自治体にお金がなく、何とかして収入を得たいお気持ちはわかりますが、核なんてものに触れるような行為をすると、後々、すべてのものを失うようになりますよ。再び、土壌を耕して、県のよさを再認識してください。そういったものに頼らなくても、山にも海にも多くの宝が眠っていると思います。

33)目先のことだけでなく、これから先もこの地球に生きる人たちのことを考えて欲しいです。地球は、借り物であること、そして今、この問題に関して、人間を含め全ての生き物のために、あなたにできることは、とても大きいことを、忘れずにいて欲しいです。

34)青森の澄んだ空気とそこに住む人達が好きでIターンし、青森に住み始めた28才娘です。確かに青森には仕事が少ないし、アルバイトだって都会のように選べる程ありません。 その中で原燃関連の仕事は県民に大きな雇用、または収入をもたらしてきたのでしょう。 でも、これからは知事も言うようにスローフード、スローライフの時代だと思います。
例え、収入が少なくても親や親戚、あるいは友達や家族に恵まれ心穏やかに健康に過ごすことができればそれこそが本当の幸せではないでしょうか。経済がおかしな方に向いている今の日本では(いや、世界中でも)こんなありきたりに思えるような幸せが私の知っている限りでは少なく思います。
私は今から少しづつ農業を始めたいと思っています。青森のきれいな水ときれいな空気が育ててくれるおいしい野菜を自分の手で収穫し、大切な人達と一緒にそれを食したいです。そして機会があれば自慢している青森の山菜や新鮮な魚介類を(あとりんごも!)これからも都会に住む友人、知人に自慢し続けたいです。どうかおそれずに知事の本当の希望を県民に話して下さい。私は知事も青森の自然そしておいしい食べ物を愛するお一人であることを心から信じています。

35)貴下は行政府の長として県民および県にかかわるすべての人の健康と安全について危惧されるいかなる事象に於いても最大の注意と、断固とした決断を行う義務を有することを忘れてはならない。もし憂慮すべき事態を招き、犠牲者が出るようなことがあれば、その行為は万死に値する。

36)自然を破壊して青森県の将来はあるのでしょうか。将来に禍根を残すことは絶対やめて欲しい

37)今、食の安全が声高に叫ばれている中、こんな重要な問題を市民の反対が多い中で認めようとしている青森県に憤りを感じます。県知事や重要ポストにある方達は、不祥事が起きるといつも辞職して責任をとると言う。しかし、放射能による汚染は責任者の辞職ですまされるような問題ではない。まず考えなければならないのは、子供や孫の世代、100年後にまで責任を持てるかということではない
でしょうか?

38)子供達の将来、とりわけ自分の身内がその地域に住むということを考えた上で、本当に安全なのかどうなのか賢明な判断を望みます。100%確信していないことを、目先のことのためだけに容認して取り返しのつかないことをしないで欲しい。

39)東北は寒くて住みたくないなぁ、と思っていましたが、これでまた住みたくないと思う理由が増えました。

40)「青森県には、縄文の昔から先人が守り拓いてきた豊かな自然と土地があります。だからこそ、青森には、旬のものを旬の時期においしく食することのできる豊かな食文化があります。21世紀、我々の生活がモノの豊かさから心の豊かさへと変化している中で、多くの人々の求めるものが青森にはたくさんあります。」と知事は、HPで書かれております。私もまったく同感 いたします。 このような自然豊かな青森での、六ヶ所村の再処理工場の稼動は、良いことは一つ もありません。自然を大きく損ないます。それは、そこに住まう動植物、そして人間の暮らしを持続 不可能にするということです。そんな再処理工場を青森が引き受ける必要はまったくありません。 勇気を持って、NOと言ってください。その変わりに、豊かな自然を活用した自然エネルギーの普及、 おいしい食べ物を普及に力を注いでください。それでこそ青森がますます注目されます。時代 は急激に変化をとげていますよ。

41)お隣の岩手県のように、真の「美しい青森」を作り、守ってください。そのための協力は沢山の人がしてくれるはずです。

42)危険性のあるものを強行する理由とは何なのでしょうか。自然や環境、健康、ひいては命より大切なものって何ですか?

43)所沢のホウレン草のダイオキシン問題を目近にみてきました。ダメージを与えられた土地の回復にはまだまだ時間がかかります。風土に感謝と敬意もって判断をして頂きたいと思います。

44)六ヶ所で再処理工場を稼動させることは、青森県ばかりではなく人類がババ・ハズレクジを引くようなものです。「安全だ」といわれ続けている原子力ですが、事故は絶えず、地震などの自然災害にも対応できず、第一高濃度の放射性廃棄物をどう処分するかさえ分かっていないというハリボテではないですか。そうは言っても「現実は厳しい、食っていくのは厳しい」とおっしゃるでしょうか?国や上から降ってくる振興策などを当てにせず、地元にある宝を活かして「真に豊かな暮らし」を想像して創造していくことが道ではないでしょうか?六ヶ所で再処理工場が稼動されれば、「地域のためを思って」「地域振興のために」といっていることが、農産物のボイコットなどを通して本末転倒になるでしょう。どうか再処理工場稼動などという未来を潰す選択ではなく、地域にある宝を掘り起こし真に豊かになっていく選択をしてください。同じ地球に住む人間としてお願いします。

45)再処理工場が稼動すれば、実質的な汚染もありますが、日本中で環境意識が高まる現在、風評被害は一番大きな目の前の問題です。弘前には私の友達がいます。友達から送ってくれたりんごを安心して、自信を持って食べ、おすそ分けし、紹介することができなくなります。どうか再考ください。

46)青森県知事 三村様
こんにちは。カーリングのチーム青森、ものすごい人気ですね。
「スーっていうときの目がいいね」と仰っていましたが、全く同感です。先を見つめる鋭い目が、カッコ良いのです。
さて、本題に入ります。六ケ所村再処理工場のアクティブ試験について、県外の者が口出しすること、お許しください。しかし、地球のすべての生命に対して極めて危険な上、経済的にも見合わないことをする必要があるのか、立ち止まってもう一度考えていただきたいのです。
ネイティブ・アメリカンは、7代先の子孫のことを考えて行動すると言われています。三村知事や私が生きている間は、事故や直下型地震は起きないかもしれません。しかし、いつかは起きるかもしれません。
もし何かが起きたら…、六ケ所村再処理工場のアクティブ試験にゴーサインを出した三村知事のことを思い出して、恨めしく思う人たちがいるかもしれません…
私は仲間たちと、個人個人ができる範囲で「私にできること」をしています。
マイ箸、マイバッグ、マイ水筒、マイ扇子、マイ傘入れなどを携帯する。国産の無農薬/減農薬の農産物を選ぶ。遺伝子組換えをしていない国産の大豆を使って、味噌作りに挑戦!使用していない電化製品のプラグを抜く …などなど、これらは私の生命のためでもあり、未来の子どもたちの生命のためでもあります。
これからは人口減少の時代になります。さまざまな技術発展により、今以上にエネルギーを必要としない時代になります。どうか、三村知事の「先を見つめる鋭い目」を、確かな方向に向けてください。

47)負けないでください。本当の人間の生き方を。忘れないでください・・・。きっと、みんな、わかっているはずです。なにが幸せなのか・・・。お願いですから、本当の自分の声を、出してください。一人の意見から、変化はできます。必ず同じ心の人は集まるから。あきらめないでください。応援していますから・・・。

48)色んな立場、生活環境の人、利害関係がありますが、考えていただきたいのは、その環境の中で生きていきたいか、自然と共存する上で負担が大きすぎないか、子ども達に伝えたいことかどうかです。地球規模の視野で、市民のことを一番に考えた行動を取っていただくことを心より願っています。

49)青森県知事三村申吾様、どうか再処理工場の稼動を許可しないでください。六ヶ所村再処理工場が稼動したら恒常的に放射能を排出することが明らかです。放射能に汚染された土地と海は二度と元に戻りません。経済的なことはほんの一時の問題であり、失われる自然と生活の安全は二度と戻りません。どうか本当に重要なことは何かをご賢察いただき、今回の稼動を見合わせる処置をお取りいた
だきますよう、切にお願い申し上げます。

50)まったく食べたくないといっても、特に、岩手県産、青森県産の食料にお世話になっています。核燃料の「再処理」はもちろんのこと、原発そのものを中止する時代にはいっているのではありませんか。人々の体に引き継がれているチェノブィリの悲劇は、私たちの中で過去のものではなく、今日のものです。ぜひ、核燃料の「再処理」はもちろんのこと、原発を中止するささやかな第一歩を、勇気もって踏み出してください私たちの、健康的で、持続可能なライフスタイルと、子ども達のために。

51)「命の重み」より優先していいことなど、どんな事情を持ってしてでも、この地球上で許されていいはずはありません。一時の、目先の事情だけに惑わされて行動するのは危険です長い目で青森県やその周辺地域、ひいては日本や近隣諸国に与える影響を考えれば、どんなにこの再処理工場の稼動が、私たちの健康や作物などに大きなダメージを与えるかは明らかです。
美味しい野菜や海産物に恵まれ、綺麗なチューリップが咲き誇る六ヶ所村に、セラフィールドと同じ道をたどって欲しくないのです。誰かの命や健康を危険にさらしてまで、そこまでして進めなくてはいけない経済発展など、私は欲しくはありません。どうか、もう一度、同じ幸せを望む「人間」としての勇気あるご配慮をお願いいたします。

52)原子力エネルギーは、長いスパンで考えると、環境に与える負荷は大きく、もはや新しい代替エネルギーに転換していかないと、後で取り返しのつかないことにことになるのは、わかりきったことではないでしょうか。 今も、テレビではCO2を出さないとして、原発の優位性を宣伝していますが、そんなことを言って、国民をだましていては許されないです。核燃料をリサイクルまでして、このまま原子力エネルギーを使い続けるのを、国民の意思を無視してまで、やっていいことではありません。

53)三村知事は、青森県の農産物や水産物に愛着をお持ちですか?私は、消費者として愛着を持っていますが、放射能がたくさん入ってしまったら、怖くて避けるしかなくなります。生産者にとっても、消費者にとっても大切な食品を汚さないでください。安全でおいしいものをつくろうとしている人たちの努力を無駄にしないでください。 とりかえしのつかないことになる前に、まず、落ち着いて考える時間を持ってください。
(以上、3月26日現在)

54)周辺環境に深刻な影響を与えるアクティブ試験の許可を取り消してください。 一度破壊された自然は取り戻せません。目先の利益だけでなく、周辺住民・将来世代・きれいな海と豊かな海洋生物にも目を向けていただきたい。よろしくお願いします。(宮城県名取市)

55)このような影響の大きい環境問題は、議論を何回も重ね、納得した上でスタートしなければ決してひとつの県だけで判断する問題ではない。何を急いでいるのかよくわかりません。でも、岩手県の内陸でも心配です。(岩手県)

56)日本近海の海産物は水銀・ダイオキシン蓄積が不安で、どこのものを食べたらよいか迷う中、青森、北海道産の海産物は濃度が低く、いつも安心して積極的に選んでいます。 海産物に限らず、北の食材は安心、安全なものが多く、いままで積極的に選んできました。 私達、首都圏に住む人間にとって、北の安心安全な食材はとても貴重なものなのです。 しかし、いったん、再処理工場が稼動してしまえば、、廃液からの放射能汚染が不安で、もう北の魚を食べることは出来なくなります。もちろん、魚だけでなく農産・畜産物の放射能汚染も心配です。。
放射能汚染は水銀・ダイオキシン蓄積などよりも数百倍恐ろしいものです。いったん、再処理工場が稼動してしまったら、もう北の食材を選ぶことはが出来なくなります。私達の生協でも、北の食材をたくさん購入しています。これから先、いったい何を食べたらよいのでしょうか? 青森をはじめとする北の美味しい魚介類・そして農産・畜産物を、これからも安心して食べられるよう、再処理工場の稼動は即刻中止の決断をお願いします。(神奈川県)

57)自分の子供や孫達に、幸せな未来を残してあげようとしたら、どうしたらいいのか・・・。本当はどうなのか?というところに立てば、取るべき行動は明らかなはずです。 火災が起きたときは、人の命を救うために、消防員が火の中に飛び込んでいきます。でも、原発で事故が発生したら、誰もそこに立ち入ることはできない。自分たちの力で、どうにもならないものに、人は手を出してはならないのではないでしょうか!?

58)青森県知事様
自分の県に誇りを持っていらっしゃいますか?決断をせまられて、おかしくなりそうでしょうか?企業や、国の上部からのプレッシャーや、自分以外の大切な人へにプレッシャーがかかっているのですか?青森県知事様の決断が、未来の青森県の自然、お金では計れない財産が、保障もなく汚されてしますことをご存知ですか?一度、原子力発電所を建設した際、60年後老朽化に伴い、設備維持費がかかり、また、その建設現場が停止した場合、その土地は、放射能が大きく不毛の土地として永久に使用できないそうです。
地震が起きる可能性や、地層処分にしても、地下水から腐食が、起こる場合、1世紀は持ったとしてもその後の未来に対して負荷を与える結果が現時点で予想される事が認識されていらっしゃいますか? どうか、未来のためにNOと言ってください。全国のみならず世界も青森県知事さまの決断を観ています。
青森県知事さんにNOをもとめる仲間は、企業や国に圧力をかけられているのなら、みんな応援します。青森県は、自然が豊かで本当に経済では計れない財産がたくさんあります。どうか、夢を持って青森に来た人もいます。いろんな人の未来を想ってください。(宮城県仙台市)

59)三村知事は「青森は食の安全・安心で行く!」とおっしゃっておられますが、消費者はそんなに鈍感ではありませんし、馬鹿でもありません。放射性物質は、拡散しても消えることはないし、生物濃縮ということも、もはや一般常識です。母乳がなぜPCBに汚染されているか、鯨やマグロがなぜ水銀に汚染されているか。答えは出ているでしょう。出るものを拡散させ、薄くしても、どこかには溜まるのです。消費者は、口に出して反対を叫ばなくても、青森の農産物・海産物を黙って選択肢から外すだけです。次世代に禍根を残すような事は止めましょう。それに、六ヶ所村の核燃サイクル施設については、立地上も問題があるのではありませんか?(宮城県)

60)日本をアジアをそして地球を放射能汚染から救う選択をしてください(三重県)

61)再処理は今までの核燃施設とは汚染の度合いが桁違いです。今からでも遅くはありません。是非稼働の中止をお願いします。(福島県)

62)未来の子供たちの為に正しい選択をお願いしたい。とてつもなく重大な決断ですよ。

63)再処理工場が動き出すと、どうなるのか結果が出ているのに何故そんなに許可をしようとしているのかわかりません。お金が目的としか考えられません。人間の健康や自然はお金じゃ変えません!!自分も人間なのですからもっと真剣に考えてほしいです!!

64)放射能は目に見えないものだから、再処理工場周辺の人々の不安や心配はとても大きいと思います。悪い影響が出るとわかっていて、工場の稼動を開始するのは、誰が見ても“おかしい”と感じる気がします。ぜひ考え直していただきたいです。

65)想像力の豊かな人間が気持ちよく生活できる世界が理想です。想像力の豊かな人間が不幸になる世の中になったらいやだなぁ。応援しています。おいしいものを気持ちよく食べたいです。

66)なぜそんなに急いでいるのかわかりません。まるで、見つかったらまずいことがあるから、ばれないうちに決めてしまおうとしているように見えます。本当にそれが青森県のためになっていると思ってらっしゃるのですか?ぼくは、青森県の果物や海産物が好きです。自然食品の店で、青森県の有機の林檎(サンふじ)をよく買うのですが、これからはきっと買わないと思います。とても残念です。

67)青森県知事様
はじめまして。六ヶ所核燃料再処理工場のアクティブ試験の中止を求めて意見させて頂きます。 再処理工場を稼動させるのではなく、もっと持続可能な、明るい未来へ続く選択肢があるのではないでしょうか。長期的なスパンで人々の生活が潤い、子どもたちに美しく安全な環境を残せる道がまだ残っていると思います。放射能の被害は、取り返しのつかないものです。どうか、再処理工場を本格稼動させないで下さい。健康な生活を願う県民のみなさまと、青森県に出掛けたい、住みたい、青森県産の食べ物を食べたいと思う国民の気持ちに耳を傾けて下さい。
国全体が、また世界全体が、原発に頼るのではなく安全で人間らしい暮らしづくりに転換していかなくてはいけないと思います。その第一歩になって、私たちの道しるべになって下さい。その方向に、私も努力、ご協力できればと思います。
(以上:4月2日現在)

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