再処理工場の本格稼動に反対する勇気ある漁協が出てきました。
天然資源を守り育てることと、自然との共存共栄を目指して
海を汚染する合成洗剤追放運動に取り組んできた重茂漁協が
六ヶ所再処理工場からの放射能廃液の垂れ流しに反対を表明。
2007年06月30日:朝日新聞(岩手版)
宮古・重茂漁協 核燃稼動に反対決議
青森・六ヶ所村 生協と署名活動へ宮古市の重茂漁協(伊藤隆一組合長、組合員604人)が、日本原燃の核燃再処理工
場(青森県六ヶ所村)の稼動に反対する決議をこのほど採択した。近く首都圏などの生
協と連帯して署名活動を始めるほか、県魚連にも協力を要請していく方針だ。漁協自ら反対署名に乗り出すのは県内では珍しく、同漁協では「放射性物質の排出基
準すら明確でない現状はおかしい。全国の生協とも連携し、200万人規模の署名を集
め首相に提出したい」(高坂菊太郎参事)としている。反対決議は、年内にも想定される本格稼動を前に、生産者としての意思を明確にする
狙い。27日に開いた総会で採択した。再処理工場について、放射性物質を含んだ廃液
による海洋汚染や生産物への影響、風評被害の懸念を指摘した上で、「漁業者の死活問
題だ」などとしている。同漁協は、ワカメ、ウニなどが主力で、生活クラブ生協連合会(事務局・東京、会員
29万6千人)などと取引があり、総会では、生協側からも連帯の意向が示された。同
生協連の麻生純二常務理事は「消費者の立場から連帯してきたい」としている。」
生活クラブ メディア紹介 2007年07月03日:岩手日報
再処理工場の稼動阻止へ
宮古・重茂漁協 今月から署名活動
宮古市の重茂漁協(伊藤隆一組合長)は七月上旬から、日本原燃の使用済み核燃料再
処理工場(青森県六ヶ所村)の本格稼動を阻止しようと、全国の関係団体と連携して署
名活動に乗り出す。同漁協は、住民や漁業者に対して具体的な説明もなく、海洋汚染や水産物への影響が
懸念されるなどと指摘。生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(東京都)など全国の
消費者団体と協力し、全国で数百万件の署名を目指す。集約は九月末を見込み、署名入りの請願書を国に提出する。請願書は▽海に放射能を
捨てないで▽放射能測定を行い、きちんと情報公開をーという二点を求める内容だ。重茂漁協は重茂地区の各戸を訪問して署名を求めるほか、県漁連や県内の各漁協にも
請願団体としての協力を要請する。重茂漁協の高坂菊太郎参事は「世界でも有数の三陸の海岸、豊かな自然を孫子の代ま
で残し、消費者には安全で安心な海産物を提供したい」としている。
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200万人署名を盛り上げていきたいですね。
以下のリンクから署名用紙をダウンロードできます。
海に、空に、放射能を流さないことを求める署名 署名用紙(PDF形式、1.4MB)