東京電力は14日、定期検査中の柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)7号機の主排気筒から、微量の放射性ヨウ素を検出したと発表した。外部環境や作業員への影響はないとしている。
東電によると、13日午後1時半ごろ、原子炉建屋の排気が通る主排気筒のフィルターの測定で、国が定める測定下限濃度以下のヨウ素を検出した。フィルターは7日から13日まで設置していた。
7号機では昨年9月、燃料棒被覆管に微小な穴が開き、燃料棒から放射性の気体が漏れるトラブルが発生。
2011/09/14 19:12 【共同通信】
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以下の新潟県の記事では、「3月に採取したホンダワラ(海藻)などの試料から放射性セシウム及び放射性ヨウ素を検出」したことを福島原発の影響と新潟県は伝えているが、上の記事を見ると柏崎刈羽原発7号機で昨年9月、燃料棒被覆管に微小な穴が開き、燃料棒から放射性の気体が漏れたものかもしれない
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柏崎刈羽原子力発電所周辺監視調査において、一部の試料から極く微量の放射性セシウム及びヨウ素を検出しました
(2011年05月13日 新潟県原子力安全対策課)新潟県、柏崎市、刈羽村及び東京電力(株)の協定に基づく環境放射線監視年度計画に従って、柏崎刈羽原子力発電所周辺で3月に採取したホンダワラ(海藻)、降下物及び浮遊じんなどの一部の試料から、極く微量の放射性セシウム及び放射性ヨウ素を別紙のとおり検出しましたのでお知らせします。
なお、今回の測定値について、新潟大学工学部今泉洋教授から次の評価をいただきました。
「セシウム134(※)が検出されたことは、福島第一原子力発電所の影響が有意に表れたものと考えられる。しかし、今回の測定値は健康に影響を与えるレベルではない。今回の測定結果を踏まえ、引き続き、監視を継続していく必要がある。」
※ セシウム134の半減期:2.06年