国、県、所在町で構成する県原子力発電所労働者安全衛生対策連絡会議は14日、福島市で開かれ、東京電力が福島第1原発事故の収束で緊急作業に従事した作業員のうち、外部被ばく、内部被ばく合わせた累積被ばく量が100ミリシーベルトを超えた作業員は6月末までに東電社員108人、協力企業27人の計135人に上ったと報告した。東電が外部被ばく、内部被ばくを合計した累積被ばく量で100ミリシーベルトを超えた作業員の人数を発表したのは初めて。
緊急作業には6月まで、約1万3000人が従事しており、100ミリシーベルト超の作業員は全体の1%程度となる。東電によると、高濃度汚染水の処理や原発施設内のがれき処理など高線量地域での作業が継続されるなど、今後も100ミリシーベルトを超える作業員は増える見通し。
(2011年9月15日 福島民友ニュース)
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