国の説明会、佐賀県がやらせ投稿指示 九電第三者委認定
(2011年9月20日17時39分 朝日新聞)
九州電力の委託で「やらせメール」問題を調べている第三者委員会(委員長・郷原信郎弁護士)は20日、佐賀県の関与について調べていた弁護士チームの調査結果を発表した。5月にインターネットで配信された国の原発説明会について、佐賀県がやらせ投稿を指示していたと認定した。
玄海原発の運転再開について説明する国のテレビ番組を巡るやらせも、古川康知事の発言が発端となったと改めて指摘。関与を否定している佐賀県側の主張を否定した。
調査結果によると、5月17日にネット配信された国の原発説明会について、九電の社内メモに佐賀県側から「中継をしているユーストリームへの書き込みが反対派からのものばかりなので、賛成意見も書き込むように」との協力要請があったと記されていた。