中間貯蔵施設、7都県でも=除染土などの保管で 環境次官
(2011/09/28-22:23 時事通信)
環境省の南川秀樹事務次官は28日、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の除染で生じる土壌など、汚染廃棄物を一時保管する中間貯蔵施設について、福島県以外の7都県にもそれぞれ設置する方針を示した。岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉、東京各都県で、近く同省が説明する。
東日本各地では、ごみの焼却灰や汚泥から放射性セシウムなどの検出が相次いでいるほか、局所的に放射線量が高いホットスポットの除染に伴う残土も発生。南川氏は、福島県郡山市内で記者団に「(除染は)福島に限った問題ではない。各県ごとの対応が必要」と述べた。(2011/09/28-22:23)
8都県に中間貯蔵施設 放射性物質含む汚泥など
(共同通信)
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「ブレた」のか「セーフ」か 中間貯蔵施設巡る首相発言に、細野氏が割って入る
(2011.9.9 産経ニュース)
野田佳彦首相もこの騒動を繰り返すのか?。8日に福島県を視察した首相が微妙な発言をしたために、隣にいた細野豪志原発事故担当相が、首相発言に割って入るドタバタを演じた。
テーマは放射性物質に汚染された汚泥などの中間貯蔵施設の設置場所。菅直人前首相が退任直前に佐藤雄平知事との会談で「福島県内設置」を唐突に伝えたという因縁の問題だ。
佐藤知事との会談を終えた首相は記者団に、今後も地元と議論を重ねると「優等生発言」をしたが、「中間貯蔵施設の県外設置も検討しているのか」と問われると、あっさりと「それも含めて理解をいただける方法は…」と口を滑らせた。
「それも含めて」となれば、首相が「県外」の可能性を示唆したと受け取られるだけに、びっくりしたのは細野担当相。隣から首相を制するように割って入り、即座に“訂正”した。
「(施設の問題は)私が菅政権からお預かりしているテーマ。福島県内にお願いせざるを得ないという考えに変わりはない」
「県内」を断言する細野担当相。ざわざわした記者団が「首相も同じ考えか」と問い詰めると、ようやく気付いた首相は「はい」と一言答えて沈黙した。
民主党政権は米軍普天間飛行場の移設問題で、移設先の「県外」「県内」をめぐる首相発言の「ブレ」で鳩山政権を潰した過去があるが、野田首相にもその危険性があることを証明してしまった一幕だった。