白河、二本松、本宮、棚倉産 基準超え出荷自粛要請 干しシイタケ
(2011年11月23日 福島民報)
県は22日、白河、二本松、本宮、棚倉の四市町で産出されたシイタケで作った干しシイタケから食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして、出荷を自粛するよう関係団体などに要請した。
検査は4市町を含む10市町を対象に実施し、11検体中5検体で基準値を超えた。このうち1キロ当たりのセシウムは最高が二本松市産の4900ベクレル、最低が棚倉町の1000ベクレルだった。
他の6市町では、会津坂下町産は97ベクレル、只見町産は79ベクレル、西会津町産は70ベクレル、会津若松市産は51ベクレル、南会津町産は31ベクレル、会津美里町産は6・6ベクレルだった。
県はこれまでに須賀川、鏡石、天栄、国見、郡山、いわき、喜多方、西郷、矢祭の各市町村産の干しシイタケの出荷自粛を求めている。