放射性廃棄物の搬入中止を求め 山本太郎が森田健作知事に直言

山本太郎が森田健作知事に宣戦布告!
[2012年1月27日9時17分 日刊スポーツ紙面から]

 反原発活動を続ける俳優山本太郎(37)が26日、森田健作千葉県知事(62)に“宣戦布告”した。県庁前で、放射性廃棄物の県内搬入中止を求める市民団体の会合に途中参加。申し入れ書の提出に森田知事が立ち会わなかったことを聞き、拡声機のマイクを通じて森田知事に訴えた。

 「元青春スターで、みんなの心をつかんだ森田さん! 目を覚ましてください。知事になったのは、名誉欲のためじゃないですよね。どうして県民の声を聞かないのか!」

 放射性廃棄物の処理場が水源地に近く、地震や津波などの影響で放射性セシウムが漏れ出せば、水道水が汚染される危険性を指摘。「水源地に処理場があるなんて、あり得ない話。県民の命を守らなければ、知事としてのその先はない!」。モリケンコールを自ら始め、「モリケン、出てこい、モリケン、仕事しろ」と直談判を要求した。

 反原発の各種活動に参加してきたが、俳優の大先輩へのアピールは今回が初めて。「一緒にお仕事をしたことはありませんが、正義感の象徴。時代のカリスマだった方です。若いころのように熱く働いてほしい」。宣戦布告が森田知事に届くかどうか。県民の期待を集めている。【柴田寛人】

 

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