セシウム新基準値超の食品は3% 8品目出荷停止、施行半月
(2012/04/15 17:53 共同通信)
食品中に含まれる放射性セシウムの新たな基準値が1日に施行されて半月。この間、全国の自治体などは計4866件の検査を実施し、うち野菜や魚などの一般食品で新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超えたのは福島県など東北・関東8県の156件で、検査件数全体の約3%に上ることが、厚生労働省のまとめで分かった。
政府はうち6県の一部産地を対象に、原木シイタケ、タケノコ、フキノトウやスズキなど8品目の出荷停止を指示した。
厚労省によると、昨年10~12月の各地の検査で当時の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超えた割合は福島県産で1・91%。
・
鹿児島県産牛肉と偽り表示 福島や宮城県産を
(2012/04/13 21:28 共同通信)
近畿農政局は13日、福島県産や宮城県産の牛肉を鹿児島県産などと偽って表示し販売したとして、食肉小売店「AMMS」(兵庫県伊丹市)に対し、日本農林規格(JAS)法や牛肉トレーサビリティー法に基づく是正を勧告した。
農政局によると、昨年9月から今年2月にかけ、大阪市此花区の「AMMS福田屋此花店」で、少なくとも約1500キロの福島県産や宮城県産の牛肉を、鹿児島県産などと偽ったり、実際とは異なる牛肉の個体識別番号を表示したりして、消費者に販売した。
同店は「福島県産や宮城県産だと販売しにくかった」と話しているという。