福島原発 メルトダウンは百万人発癌の災いをもたらす! ガンダーセン
(2012年3月12日 Democracy Now!)から抜粋
デモクラシー・ナウです。
3・11には、反原発の運動が、世界各地で行われ、福島原発事故から1周年に、メッセージを発信しました。グリ―ンピースからは、次の様な懸念の見解もありました。
グリーンピース香港:フクシマ事故の影響は、10年いや1世紀にも及ぶでしょう。日本でさえ、原発を制御出来ず爆発させてしまったので、開発途上国がこれを制御出来るとは思えない。誰も暴走した原子力を制御することなど出来ないと言う強いメーセージなのです。
では、米国ベルモントの元原子力技術者のアーニー・ガンダーセン氏にお聞きいたします。グリーンピースの報告書、”フクシマからの教訓”の執筆協力者です。
・ガンダーセン氏:
原子力とは、国家を破壊するテクノロジーなのです。ゴルバチョフ・元ソ連大統領のメモを読みますと、ソ連邦を崩壊させたのは、ペレストロイカではなく、チェルノブイリ原発事故だったのです。日本の原発事故後の報告書を見ますと、東京からの退避も考慮されていました。最初に海でなく、列島に向かって風が吹いていたら、日本の半分は放射能で分断されていたでしょう。
この事故はいつも起るわけではありませんが、一度起これば、国家を破壊するテクノロジーなのです。また、事故コストは、厖大なものになるのです。事故処理コストは、5000億USドル(42兆円)になるでしょうね。この40年間に、日本が石油輸入の代わりに原発を稼働させ節約してきた資金は、5000億USドル(42兆円)の事故処理コストのお蔭で、どぶに捨てられることになるでしょうね。
市民への問題としては、日本人の健康への影響は、数年後から始まり、30年・40年後まで、発癌として起るでしょう。福島原発放射能漏れ事故の影響で、日本だけで今後30年間で、百万人が発癌すると思います。