レオナルド・ドゥラン・オルギン(Leonardo Duran Olguin) プロフィール
(トセパン協同組合 農業技術指導者及びプロジェクトリーダー)
1977年、メキシコ・メキシコシティー生まれ。
メキシコの国立大学で農業の基礎技術を学んだ後、研究所や非営利団体においてミミズコンポストの普及など有機栽培の基礎となる取り組みを続けるほか、持続可能なコーヒー栽培についての調査も行う。
2001年より、プエブラ州クエツァーランに拠点を置くトセパン協同組合にて、有機コーヒー等の生産プログラム、流通の顧問を務める。日本への輸出業務も担当しており、生産者への技術指導から国内外へ向けた情報発信など組合にとって非常に重要な役割を果たしている。また、2010年よりトセパン協同組合が設立した幼稚園、小中学校の園長および校長を務めており、生産者であり組合の一員であることの素晴らしさを学校内の農園で実習を通して子どもたちに伝えている。
現在、クエツァーラン地域で鉱山開発の動きが起きており、地域の自然と組合の持続可能な取り組みを守り続けていくため、地域内の団体と協力して鉱山開発への反対活動を行うとともに、持続可能な発展の重要性を組合内外に発信している。
私生活では二児の父。ナワット族ではないが、親しみやすい穏やかな人柄と、さまざまなプロジェクトへの取り組みが高く評価され、組合員たちから非常に厚い信頼を得ている。