ウインドファームのコーヒーが飲める「お寺のカフェ」横浜市戸塚

善了寺の境内にOPEN!オーガニックなカフェ「ゆっくり堂」でカラダにやさしい時間を (2017.12.14 戸塚新聞)

こんにちは、主婦ライターです。

皆さま、良いお正月を過ごされましたか?

事務所でも風邪が流行って、私はすっかり寝正月。

今年は健康第一!に過ごしたいものです。

さて、戸塚のNEWなカフェにいってきました。

カフェゆっくり堂
戸塚駅の程近く「善了寺」は浄土真宗本願寺派のお寺。

その境内にある建物「聞思堂」内に今年の10月

「カフェゆっくり堂」がOPENしました。

戸塚駅東口から東海道沿い(1号線)を吉田大橋方面

へ歩いて行くと、左手に善良寺の入り口があります。

善了寺の境内に入っていくと。。。右手に「聞思堂」

「聞思堂」では、宗教法人善了寺とNPO法人カフェ・デラ・テラとが協力し、地域のつながりを軸とした活動を行ってきました。設立10年になるNPO法人カフェ・デラ・テラの理事を務めるのは文化人類学者、環境運動家、明治学院大学国際学部教員でもある辻信一氏。夏至・冬至のキャンドルナイトなど様々なイベントが企画され、地域に開かれたコミュニティスペース。戸塚新聞もキャンドルナイトの取材にお邪魔したことがあります!

一見カフェっぽくない外観で、ここ入ってイイの?

と感じながらも、靴を下駄箱に入れて上がります。

基本、お堂ですからネ!

“太陽と、木とわらと土の力を借りてゆっくり呼吸する聞思堂”

設計の段階で東日本大震災が起こり、震災復興支援のために宮城県栗原市の「栗駒木材」を使用。そして、那須に「非電化工房」を構える環境発明家の藤村靖之さんと健康住宅を提唱する「天然住宅」の相根昭典さんらにより多くのアドバイスを頂き、循環型社会を目指す「スローデザイン」建築として、多くの人々の想いが詰まったお堂が完成しました。大量生産・消費社会という現在の暮らしを見つめ直し、健康的で持続可能な社会に向かっていこうという強いメッセージを受け取ることができます。

「命とつながる大地のお堂」と称されるだけあって、

エコロジカルな空間に身を置いていると、

本能が感じるんです、自然が生み出す心地よさを。

「聞思堂」では太陽光発電の電力でまかない、寒い冬の時期は自然環境にやさしいペレットストーブで暖をとります。(この日は試運転中ですっごく暖かかった・・・イヤ、暑かった・・・)天然木の床(床暖房までペレット!)や土壁といった自然素材のおかげで、快適な室内環境を保つことができているんだとか。

はじめ店内に入ると、その照明の暗さに面食らいますが、

しばらくいると暗さにも慣れ、ホント落ち着きます?。

座席は12席+奥に8席。

素朴なあたたかみのあるテーブルとイスが置かれ、

さりげなくナチュラルなインテリア。

スタッフ:
「駅からちょっと離れただけですが、この辺りは飲食店が少ないので、ご近所の方々が喜んでくださって。どちらか言うとランチにいらっしゃるお客様が多く、カフェタイムは比較的のんびりです。」

カフェゆっくり堂では、安らげるひとときが待っていますよ?。

体にやさしいごはん2種類
塩こうじグリル野菜のランチプレート
塩こうじグリル野菜のカレーライス
ランチ+300円でコーヒーセットにでき、

紅茶やカフェインレスコーヒーも選択OK!

戸塚新聞:
「お寺ということで、菜食メニューなのですか?」

スタッフ:
「良質な魚・肉が手に入りにくいこともあり、野菜はそられに比べ販路がひらけているので、このような形になりました。」

戸塚新聞:
「今日は野菜のランチプレートをご用意いただきました。内容をご紹介いただけますか?」

スタッフ:
「自家製の塩こうじに、5?6種類の季節の野菜をあえてグリルしたものです。かぼちゃスープは塩こうじと胡椒のみで仕上げています。お米は福岡県鳥越ネットワークの有機米を使用しています。」

スタッフ:
「自然食レストランは薄味で物足りなさを感じたり、素材の味がうまく引き立っていなかったりしているという意見を聞くので、素材の持ち味を活かすような調理を心がけています。万人が美味しいと感じるものを目指しています。」

戸塚新聞:
「調味料も厳選しているようですね。」

スタッフ:
「トランス脂肪酸、シリコンゼロの圧搾抽出のなたね油で、かつ天然由来のオメガ3が摂取できる高品質のものをアメリカから取り寄せ、日本の伝統的な調味料では、昔ながらの製法で丁寧に作られた安心・安全なものを選んでいます。
いずれは自家製を使いたいですね。味噌、醤油、みりん等は発酵が必要なので、今すぐというわけにいきませんが・・・本来は家庭で作るもの。昔の暮らしはそうだったと思います。でも女性の社会進出や核家族化といった時代背景もあって、当たり前にやっていた季節の手仕事が継承されていかないんですね。簡単に買えるものは傷んだら捨ててしまうけれど、自分で作ったものなら大事に使うはず。そんな気持ちも大切ではないでしょうか。」

善了寺は敷地内にて少人数制デイサービス「還る家ともに」を運営していますが、カフェゆっくり堂から週に3日、レシピ+食材提供するというボランティア活動も行っています。誕生日や季節行事に由来したメニューをとり入れるなど、なかなか外食に行かれないという利用者の方々にとても喜んでもらっているそう。

環境を守り、人を守る。
カフェで出すコーヒーは株式会社ウィンドファームのもの。「有機栽培」された安心安全なコーヒーを、顔と顔が見える関係「フェアトレード」で輸入し、自社で焙煎しています。また、豊かな生態系や生産者の暮らしを守る「森林農法」を推進。

※「森林農法」とは?
一般的な農園は森林を伐採してコーヒーだけを栽培、作業効率に優れる反面で、不作の場合は生産者の生活が不安定になることも。一方、「森林農法」では、森の中にコーヒーや果樹等を植え、生産者にとっては多様な収入源を確保することが可能に。作業効率は劣るものの、現地の環境や経済面にプラスとなります。

より自然に近い状態で育つコーヒー。スタッフによると、いわゆる有機栽培とはまた風味が違い、まろやかさが持ち味だとか。

ゆっくりブレンド1.5cup
ウィンドファーム自慢のブレンドコーヒー。

まずはこちらをどうぞ。

フレンチプレスで提供され、たっぷり楽しめます。

ストレートで飲むのがおすすめ☆

有機栽培コーヒーならではのやさしく繊細な味わい。

豆のえぐみや渋みは感じられず、スッと口に入ってきます。

後味もよく、とても飲みやすいコーヒーです。

お砂糖やミルクなしで、おいしくいただけます!

(欲しい方には牛乳のかわりに豆乳をご用意)

ゆっくりブレンド1cup
生産地ごとに多種類のコーヒーを揃えています。
「カルロスさんのコーヒー」「カフェインレス」、何種類もあるコーヒーからスタッフがセレクトした「本日のコーヒー」に加えて、有機栽培の紅茶やオーガニックなジュース類もメニューにあり、みんなにやさしいドリンクが揃っています。

スタッフ:
「有機栽培のカフェインレスコーヒーといえば、ウインドファーム!というくらい広く認知されています。独自の製法で化学薬品を使わずにカフェインを除去しているので安全性が高く、コーヒーの味わいと香りを残したマイルドな口あたりが特長です。妊婦さん・授乳中のお母さんたちにはもちろん、カフェイン入りのコーヒーを飲むと眠れなくなってしまう・・・というコーヒー好きの方たちにも好評の商品です。」

適度なカフェインは身体にいい作用をもたらす

と言われていますが、過剰摂取はよくありませんよね。

自分の体質や体調をみながら上手く楽しみましょう★

自家製スイーツ
左:チョコレートとくるみのビスコッティ(2本)
中:米粉のブラウニー
左:米粉のバナナパウンドケーキ
ヴィーガン仕様(動物性材料不使用)です。

パウンドケーキとブラウニーは米粉使用につきグルテンフリー。

自然な甘みがやさしい手作りスイーツはコーヒーとの相性抜群。

食物アレルギーをお持ちの方も安心して召し上がれ!

つながりから生まれる
そもそも「ゆっくり堂」は、ウィンドファーム代表の中村隆市氏が代表取締役を務め、文化人類学者、環境運動家、明治学院大学国際学部教員でNPO法人カフェ・デラ・テラ理事の辻信一氏が取締役の会社。
善了寺のご住職と辻信一氏とのつながりもあって、「聞思堂」でスタートしたカフェなのです。それを思うとナルホド!このカフェがもつ環境にも人にも優しい、エコロジカルなコンセプトと結びつきます。

スタッフ:
「店頭でウインドファームのコーヒー販売もしており、ご自宅用や贈り物に好評です。いずれは焼き菓子を加えたギフトセットも扱いたいと考えています。私たちがレシピ提供と指導を行い、別のNPO法人に製造を委託する仕組みを検討中です。」

「ゆっくり堂」で“ゆっくり”過ごす
お寺は本来、地域に根差した存在。仏事はもとより、習い事や集会などで色々な世代が利用するコミュニティのような役割を果たしていました。(主婦ライターもその昔、お寺の書道教室に通っていましたヨ・・・)地域の活性化に積極的に取り組み、さまざまな思いを発信している善了寺に、新たにカフェができたことには大きな意味があるのだなあと感じた今回の取材。

こだわりのコーヒーやフードを楽しむもよし、カフェ運営に携わる人たちの深い想いを感じて交流に参加するもよし。みんなが気軽に訪れ、それとなく元気をチャージしてまた日々の生活に戻っていく・・・そんな交差点のような場として発展していくといいな?と思います。

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カフェゆっくり堂

住所:横浜市戸塚区矢部町125善了寺内

TEL:090-6013-0451

営業時間:11時半~17時
(ランチ~14時半、L.O.14時/カフェ14~17時)

定休日:日月

www.yukkurido.com

www.facebook.com/CafeYukkurido

株式会社ウインドファーム

住所:福岡県遠賀郡水巻町下二西3-7-16

TEL:093-202-0081

https://www.windfarm.co.jp

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