地震被災者へのトセパンの支援活動にぜひご寄付をお願いします
プロジェクトの途中経過報告
2017年9月20日(日本時間)、メキシコのプエブラ州南部を震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生しました。死者は200人以上を超えたと言われ、プエブラ州南部に隣接するモレ―ロス州や、そのすぐ北にある首都のメキシコシティで大きな被害をもたらしました。
プエブラ州といえば、ウインドファームが販売している多くのコーヒーでお馴染みのトセパン協同組合(以下、トセパン)の本部がある場所です。多くのコーヒー生産者が暮らす場所ですが、震源からは距離があり、揺れを感じただけで幸いにも被害はありませんでした。しかし、地盤が緩く高層ビルが立ち並ぶメキシコシティを中心に被災地では被害が非常に大きく、さらには首都以外の地域では政府の支援が行き届いていない現状があります。
そこで、地震後すぐ、トセパンは支援が届かない先住民が多く暮らす地域で、被災者のために竹を利用した住居の建設を始めました。場所はプエブラ州とモレ―ロス州の州境のあたりで、組合の本部があるクエツァラン市からは300?400?も離れた場所です。組合自体の運営も楽ではありませんが、トセパンの人たちが大切にしてきた「連帯、助け合い」という精神の元、遠く離れた被災地へ竹を運び、無償で住宅の建設を進めています。それは仮設住宅とは言えないほどしっかりとした作りで広く、被災した家族たちが安心して暮らせる住まいになっています。
1棟建設にかかる費用は約1,500ドル。トセパンとしては100棟建設を目標としていますが、可能な限り多くの住宅を提供し、被災した方々が安心して暮らせる支援につなげたいと思っています。とは言うものの、そのための資金がまだまだ足りません。そこで、ぜひ皆さまからのご寄付をお願いしたいと思っています。ご寄付を頂いた方には、お礼としてオーガニック・コーヒーやポストカード等をプレゼントさせていただきます。
合わせて、現地へのメッセージ等ございましたら、ぜひお寄せください。皆さまからのご支援、お待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
※ 頂いたご寄付は、「ワールド・エコロジー・ネットワーク」を通じて、トセパン協同組合へ送られます。
トセパンでの竹を利用した取り組み
10年以上前から、トセパンでは地域に生育している竹の活用に取り組んでいます。その代表的なものが、エコツアーの参加者向けの宿泊施設を竹で建設するというものです。外からの資源ではなく地域にある竹と石を使い、宿泊する人が自然素材の中でゆったり過ごしてほしいという思いから、この取り組みを始めました。
また、宿泊施設からの排水は、独自の自然ろ過装置によって再利用する他、建築物としてのデザインにもこだわった作りになっています。こうした長年の経験を被災地でも活かしたいと建設を進めています。
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