弊社では、スロービジネスカンパニーと共同で、自主避難の受け入れ事務局を行っています。震災以降、たくさんのお問い合わせをいただき、各地の避難先へのご紹介などを行っています。
そんな中、長く弊社のコーヒーをご購入いただいていたお客様の娘さんが、ウインドファームを頼って福岡に避難していらっしゃいました。放射能汚染の広がりつつある福島から、知り合いは誰もいない中、19歳の女性がたった一人での自主避難です。
福島と福岡。
私自身、生まれてから福岡以外で暮らしたことがありません。もし、逆の立場で、福岡から福島に避難するとしたら・・・と考えると、右も左もわからずおろおろしそう・・・と不安だらけでした。
今回は大人の避難ですが、深津高子さんが書いてくださった「幼い子どもたちが避難する際のケアについて」のをもう一度読み返し、その中でも【避難先に着いたら】の項目を参考に避難を受け入れる立場としてできることを考えました。九州全体の地図、住むことになる家周辺の地図、移動する際に必要なバス停の時刻表、買い物する場所の案内、などをご用意しました。
6月1日に福岡に到着し、そろそろ1週間がたちました。生活も少しずつ落ち着いたようです。普通に窓を開けられることができる、と話していた姿が印象的でした。
今日は、彼女の20歳の誕生日。夜は、お誕生日会をします。
(スタッフ 増永)