ポッソフンド家族農業組合

人口17000人のポッソフンド市は、ジャカランダ農場から車でおよそ15分のところにあり、2300世帯が家族農業に取り組んでいます。

ポッソフンド市は、ごく一部の人が、広大な土地を所有することが多いブラジルにおいて、平等な土地の配分が実施されている市として、ブラジルで二番目に高い評価を受けています。

この地域に住むコーヒー生産者は、ジャカランダ農場を訪れ、カルロスさんから、有機栽培の技術を熱心に学びました。

現在、ポッソフンド家族農業組合の会長を務めるルイス・アダウトさんも、その一人。
ルイス・アダウト

彼は、こう語ります。「コーヒーの有機栽培だけでなく、家族や自然との関わりなど、人生で何を大切にするか、そういうこともカルロスさんから教わりました。」

今もカルロスさんを慕う人がたくさんいるポッソフンド市で、コーヒーの有機栽培に、取り組む機運が高まったのは、2000年のこと。弊社ウインドファームも協力して開かれたブラジル有機コーヒー国際会議の後です。

この会議には、国内外から400名もの人が集まり、その中には、ブラジル銀行の行員もいました。そして、この時、コーヒーの有機栽培が融資の対象として設定されたのです。

このように時代が動いていくなか、2004年にポッソフンド家族農業組合が設立されました。

立ち上げ当時、会員数はわずか12名でした。しかし、組合としてコーヒーの焙煎、販売に取り組むようになるに連れて、会員数は急増します。

2007年215人、2008年252人となり、コーヒーの有機栽培に取り組む人も増え、2011年には、会員数を400名にする目標が立てられています。

組合が所有する施設も順調に整えられています。320俵のコーヒーのブロックが5つ収納できる倉庫や未熟なコーヒー豆を選別する電子選別機もあります。また、土壌や葉の分析なども実施し、2名の技術指導員による栽培技術の向上にも取り組んでいます。

ジャカランダ農場のコーヒーと共に、ポッソフンドのコーヒーも「ジャカランダ農場グループ」のものとして、日本の皆さまにお届けしています。

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