みなさん、こんにちは。
ウインドファームの代表の中村隆市とスタッフの後藤彰が南インド紅茶の産地を訪問してきました。
インド南端にあるタミルナドゥ州のティルネルベリ(Tirunelveli)という地区にあるオーツ農園。
1988年から有機栽培にて紅茶の栽培に取り組み始め、試行錯誤をしながら有機栽培の面積を徐々に拡げています。
行ってみて驚いたのは、農園の運営会社が率先して森林を守っていて、野生生物がとても豊かだということ。
私達が到着した夜には、車で移動中にマングース、ヘラジカ、バイソン、なんとクマにまで遭遇しました。
「だんだん動物が大きくなるから、次は象が出てくるに違いない!」なんて話しをしながら。
スタッフの後藤はなんと夢の中に象が出て来て走り回っていたのを見たとか。
↑野生のシカとゾウ(われわれはことごとくシャッターチャンスを逃したので、これは現地のスタッフからもらった画像データです)
有機栽培自体は、虫や病気との闘いという現実があり、収穫量が思うように伸びないなどの課題もあるとのことですが、オーツ農園の関係者は「何かを地球にお返しすることが大切なんだ」と有機栽培の意義を語ってくれました。
困難がありながらも、有機栽培の作付け面積を拡げている実績もありとても感心しました。
有機栽培に切り替えてから、野生生物が農園周囲に戻って来たという話しや、他の慣行のみの農園よりも働く人の病気になる確率が低いというデータがあるといった話しも聞かせてくれました。
有機栽培が広がることで生物多様性が豊かになり、
働く人の健康も守られる。
そして、美味しい紅茶が育つ。
やはり、産地を訪問すると気が付くこと、感じることがたくさんあります。