「毎日新聞 2018年3月26日 東京朝刊」に、昨年開催した「第1回オーガニックコーヒー手煎り焙煎選手権大会」の記事が掲載されたのでご紹介します。
有機コーヒーの焙煎選手権を初開催
「単なる腕比べではなく、環境に配慮しながらコーヒー豆を栽培する生産者たちとの出会いを目的にした」と語るのは、フェアトレード(公正貿易)の有機コーヒーなどの輸入販売を手がける「ウインドファーム」(福岡県水巻町)代表の中村隆市さん(62)だ。東京都国分寺市の「カフェスロー」で昨秋、有志と「オーガニックコーヒー手煎り焙煎(ていりばいせん)選手権大会」を初開催。森の中で多種類の樹木や果樹などと混植する「森林農法」に取り組むメキシコやエクアドル、タイの生産者らが審査に加わった。
ウインドファームが昨年、創業30周年を迎えたのを記念して企画した。東京や横浜などでの予選(計約30人参加)を経て5人が決勝に進出。森林農法で育てられた生豆をじっくりと煎り、コーヒーを抽出した。
生産者や中村さんらが味や香りを評価した結果、一般社団法人「日本焙煎技術普及協会」(東京都杉並区)の理事で焙煎士の竹林利朗さん(52)が優勝した。「生産者と知り合ういい機会になった。今後も交流を深めていきたい」と竹林さんは話していた。【明珍美紀】