弊社代表・中村隆市のブログ記事が、『中学校編 とっておきの道徳授業 14 自己の生き方に向き合う35授業実践』(出版社: 日本標準)に掲載されました。
三浦梅園が、こんなことも言っています。
「枯れ木に花咲くに驚くより、生木に花咲くに驚け」
枯れた木に花が咲くと人々は、奇跡が起こったといって驚く。
でも、ほんとうに驚くべきことは、生きた木に毎年必ず花が咲くこと
ではないか、と梅園は言ってるのでしょう。毎年、春がくると梅が咲き、桜が咲くことは、あたりまえのこと。
私たちが、朝起きて、目が見え、音が聞こえ、手が動き、足が動く
それもあたりまえ。肺が働くから空気を吸える。胃や腸が働くから食べ物を食べられる。
心臓が働くから血液が全身を巡ることができる。これもあたりまえ。あたりまえのことに対して、私たちはあまり関心を持たない。
だから私たちは、自分の身体に感謝することは、あまりない。同様に、空気や水や食物を提供してくれる森や大地や海に対しても
あたりまえだから、あまり感謝することがない。でも、こうした無数の「あたりまえ」が私たちのいのちを支えている。
「枯れ木に花咲くに驚くより、生木に花咲くに驚け」というのは、
「あたりまえのことに、奇跡が宿っている」という意味でもある。この地球に生まれたこと、今、生きていること、それが奇跡的なこと
だと分かれば、そして、ありがたいことだと分かれば、人生が今までと
違うものになるかもしれない。もし、「あたりまえ」に感謝できるようになったら、その人には
感謝できる相手が無数に増えることになる。感謝できる相手が多いほど、その人は幸せを感じるかもしれない。
そして、周囲に幸せを広げていけるかもしれない。「あたりまえ」と思っていたことを「おかげさま」と感じる人が
多くなったら、世界は大きく変わっていく気がします。
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