親愛なる皆さま
東日本大震災でお亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈りするとともに、 被害を受けられた皆さまに心より
お見舞い申し上げます。
震災に加え、原発事故による影響が日増しに大きくなっています。
1990年からチェルノブイリ医療支援ネットワークなどと共に原発事
故の被害者に対する医療支援に取り組んできた弊社は、ベラルー
シやウク ライナの放射能汚染地を10回以上訪問し、いくつもの病
院に医療機器 や薬を届けてきました。
訪問先でいつも感じたことは、なぜこんなに子どもたちの被害が多
いの か、ということでした。
小児病棟で苦しむ多くの子どもたちと会い、子どもを亡くした人々
の話を 聞くことで放射能の本当の恐ろしさを知りました。私共は、
チェルノブイリ 原発事故の放射能汚染地を訪問してきた者の責任
として、放射能は大 人よりも子どもに与える影響が大きい(細胞分
裂が活発な胎児や乳幼 児がより大きな被害を受ける)ということを
お伝えしておきたいと思います。
また、現地で医者や研究者から聞いた話の中で忘れられないこと
は、 放射能をできるだけ体内に取り込まないことが重要だというこ
とでした。
レントゲンなどの「外部被曝」よりも空気や水や食べ物から体内に
取り 込む「内部被曝」の方がより大きな問題となりますので、子ど
もさんがお られる皆さんは、できるだけ子どもさんの体内に放射能
を取り込まない ようにお気をつけ下さい。チェルノブイリの子どもた
ちを苦しめたのが内 部被曝でした。
詳しい情報が必要な方はお知らせ下さい。また、放射能汚染地か
ら避難される方を西日本に受け入れる取り組みの事務局を弊社は
担ってお りますので、避難先がなくて困っておられる方は弊社まで
連絡下さい。
中村隆市より