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ジャカランダ農場に生きる子どもたちの夢・物語

コーヒー樹の森に広がる豊かな世界

ジャカランダの不思議な自然
ミシェリー 14歳

 ここミナス・ジェライス州南部、特にジャカランダ農場の近辺は、約1200mの標高を持ち、素晴らしい風景が広がっています。
 山岳地帯にある森林地域には、猿、野性の猫、様々な種類の鳥、リスやジャクー(哺乳類)、など、多くの野性動物が生息しています。
 もし、これらの素晴らしい自然を近くで満喫したいときは、山道を歩いたりすることもできるし、また馬で歩くこともできます。馬乗りの好きな人にとって、そこは最高の環境です。
 この山での散歩を楽しんだとき、私たちはすがすがしい安らぎ味わいます。山の新鮮な空気。小鳥達の鳴き声は時の流れを感じさせず、気分をすこやかにさせてくれるのです。
 今、不幸にも世界中で、これらの神秘的な自然は死んでしまう傾向にあります。大量投与される農薬が、動物、森を殺しています。自然は滅亡しまうという危惧されるほど、危機状態にある言われています。
 人間は単にお金のことしか頭にないのでしょうか。自分の生命さえも消してしまうような行為に対して、いつまで無頓着でいるのでしょうか。

交通事故がありました
フェルナンデス 14歳

 11月22日の日曜日、農場では大変な事が起こりました。クレニルトン・ペレイラ・ラモスという農場のスタッフが交通事故に会ったのです。
 彼は、バイクで走っていて、カーブで曲がりきれず、逆方向から来ていた車とぶつかって、遠くまで飛ばされてしまいました。
 彼は気絶したまま病院まで運ばれました。足を切っていた為、6針も縫われ、腕にも傷が残っていました。
 ぶつかって問題がありました。クレニルトンはバイク(自分の物ではなかった)の修理を負担して、車を運転していた人は車の修理を負担することになりました。

夏休みと追試
カッシアス 15歳

 12月です。大変待っていた休みの時です。この時期は多くの人が旅行に出たり、家でゆっくり過ごしたりします。
 12月16日に、私達の夏休みが始まるその日、中学校4年生だけ、試験の為もう一日学校にいかなければなりません。
 進学できるかどうかの大切な試験です。23日に、試験の結果が出ます。その日、試験の結果(成績)を見て、誰が進学出来るか、誰がもっと勉強して最後のチャンスの試験に出られうか、誰が留年(もう一回同じことを勉強しなければならない)するかが、分かります。 1月11日から29日まで、ラストチャンスの試験があります。その試験で良い成績をとって合格したら、進学できますが、成績が悪かったら、留年することになります。

私の夢のジャカランダ
ロイデセイア 15歳

 叶う夢があれば、叶わない夢もあります。たとえ叶わなかったとしても、人間は誰でも夢を持つ権利を持ちます。ときに夢は期待以上に実現され、我々を驚かせてくれます。反面、大変期待していたことが実現できず、自分だけでなく、他の人にもキズをつけることもあります。
 私にとって夢とは、不可能なことを試み、難しいことを克服し、障害物を乗り越えて最後まで進むことです。私の夢もいくつか、実現しました。でも、まだ夢を持っています。例えば、歯科医学を学び、私の両親を手伝うこと。私にとって両親は、とても重要です。両親がいなかったら、私は、多分、1つの夢も実現していなかったでしょう。
 私の最高な夢は、ジャカランダ農場から離れなくて、ずっとここで生活することです。ときに、変な夢だと自分でも思います。けれど、幼い日々のことを考えると、この場所は私にとってとても重要だと思うのです。この場所は、私のおじいちゃんたちが生きていた所。また、私の両親が生まれ育ってきて、今まで、生活している所です。私自身の人生もここで始まり、悲しみ、喜びをこの場所で感じてきました。
 だから、いつまでも、ここで生活したい。その夢をできるだけ、実現できるように頑張りたい。私の夢は、確実に実現できるかどうかはまだ、分かりません。歯科医を目指して大学に進学するために、いつかここから、離れなければならない日が来るかもしれない。そのことを想うとき、胸が痛み、悲しくなります。
 でも私はジャカランダ農場について、沢山のことを、思い浮かべることができます。だから、人生で最も求めていることを、放棄したりしません。生きている限り、夢を抱き、喜びに満ちた人生を生きたいと思います。

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