いつまでも元気で美しく
自然への想いを込めた手作り石鹸

今までの人生を否定されるような衝撃を受けた二冊の本

　ライフワークのピアノ教室を生きがいとして、子育ても一応終盤にさしかかりこれからの人生設計を暗中模索している50路に差し掛かった女性。それが私です。
　一昨年の夏、友人から2冊の本を薦められました。「危ない化粧品」（日本消費者連盟著）と「どうしても化粧したいあなたに」（船瀬俊介著）です。それぞれに書かれてある合成洗剤、化学薬品の弊害には、今までの人生を否定されるような衝撃を覚えました。
　合成洗剤には手荒れだけでなく、数限りない毒性があり、身体の具合がおかしくなっていく。含まれている有毒成分（LAS）のなかには、わずか0.5ｇでも飲み込むと急死するものもあるし、実験で台所用合成洗剤をネズミに塗れば、15日で死亡するという恐ろしさ。
　川の水をきれいにするプランクトンもこうした有害物質で殺され、その水を源水とする水道水（全国で約75パーセントを占める）には、生活廃水で汚染された水を浄化するため塩素が投入される。この作業で発ガン性物質トリハロメタン等が発生すると言われ、日本薬学会の報告ではこの塩素は2ppmで人の細胞膜を破壊するという。しかし水道法では「蛇口をひねった段階で水道水中に0.1ppm以上塩素が残留していなければならない」と義務づけられているという。何が本当なの？読めば恐ろしいことばかり。
　「どうしたものか」と疑問を抱えながら、ぶらりとハーブ園に出かけたところ再び何かに目覚めさせられました。
　オーナーの岸本さんのお肌の美しいこと。60何歳にもなられるのにお肌がお餅のように柔らかく見えました。ご自身ハーブを愛用されているとか。そして様々なハーブの効用について説明してもらいました。ローズマリーは記憶力が良くなり、老化防止によい（受験勉強にはもう縁はないけど、ボケ防止には間に合うかしら？）カモミールは気分を落ち着かせイライラがなくなり（夫婦喧嘩しなくなるかな）ポットマリーゴールドは肌を保護し日焼けに良い。ミントは元気はつらつ。
　話を聞きながら、「これだ」と思ったのです。ハーブが自然に戻ろうというメッセージを発しているように感じられました。
　1ヶ月後、私は我が家の30坪ほどの庭にハーブを植え、使わなくなった六畳のレッスン室をティールームに模様替えをして友と語り合いました。カモミール、セージ、ミント、レモングラス、ラベンダー、タイム、ローズ等約50種類の薬草を集めるのに時間はかかりませんでした。ハーブの部屋はおしゃべりの部屋でもあります。勝手に庭のハーブを摘んでフレッシュなハーブ茶を楽しむのもよし、部屋の備え付けのお茶を飲むのもよし、とにかく自由に出入りしてもらうこの部屋で、本を見て教えあい、まず私たちにできることを考えました。今まで信じていた化粧品が化学薬品を混ぜ合わせただけのこと。それをせっせと塗った人々の肌が黒くなったり、シミができたりしていること。皮膚は吸収しなくて浸透するものだ。だから栄養クリームも効果はない。皮膚は清潔にすれば素肌でいる方が美しい。
　そして、自然石鹸を使って美しくなろう。でも普通の石鹸では夢がないので、いろいろなハーブを混ぜてみよう。
　いつまでも元気でいたい、美しくありたいと、夢と願いをもって朝晩の洗顔をする。とてもいい気分です。各自、自分が作った石鹸が最高だと信じて、知人たちに広めました。顔がツルツルになったよ、その一言が聞きたくて私は石鹸を知人にお分けしています。ご希望の方は郵便ハガキで申し込んでください。

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